・福島沖電磁探査

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福島沖海域でのOBEM設置・回収航海(FK01航海:Aug 23-31, 2001)

東北日本の下には太平洋プレートが沈み込んでいて、このとき地震が発生します。三陸沖ではM7クラスの地震が繰り返し発生していることはよく知られています。ところが福島沖～茨城沖では、同じ太平洋プレートが沈み込んでいるにもかかわらず、M7クラスの地震は普段はほとんど起きません。

地震発生と地殻構造の関連性を調査するために、我々は福島沖に海底電位差磁力計(OBEM)を設置・回収しました（上図の黒丸の地点：クリックすると大きな画像を御覧いただけます）。この地域では屈折法地震探査が実施されており（上図の黄色い測線）、地震探査と電磁気探査の結果を比較することが可能です。これにより、地下の様子がより詳しく分かると期待されます。

ここではその際のOBEMの投入・回収の様子を写真や動画で紹介しています。下の写真をクリックすると大きな写真をご覧いただけます。

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OBEMの準備・出港

浦賀の造船所にてOBEMの準備中	米国から届いた機材を整備中	電位測定用アーム （グラスファイバー製)
Ag-AgCl電極	今回使用した「新辰丸」です	いよいよ出港です（at 横渚港）
よい天気です（台風一過）	10台のOBEM。すばらしい光景	新辰丸の広いデッキ
ブリッジ後部（植木が見えます）

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OBEMの投入

コンテナラボ内。 機器のセットアップ中	OBEM投入作業	電極は直前まで湿らせておいて 投入前に取り付けます
クレーンで吊り上げて甲板中央に移動	磁場コイルなどを取り付ける	短い筒は磁場コイル、 長い黄色い棒は 電位測定用アームです。
鉛直磁場コイルは このように取り付けます	記録計の時刻を GPS信号で同期中	コンクリートの重り（土台）を 海底で切り離すと浮上します。
OBEM投入準備完了	OBEM投入開始	投入直前！
投入の瞬間！	投入の様子をMovieで！	たくさんの学生さんたちに 助けてもらいました （京大　永岡さん）
神戸大学　大崎さん	音響機器のチェック中 （京大　三好さん）	投入終了！小名浜で一息

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OBEMの回収

音響トランスデューサ用フレーム	バシャ！と水中におろせます	音響測距中
	OBEMの浮上を音響信号で確認中	まだ浮いてこない…
回収の様子を見てみましょう	音響信号を送るとOBEMは 海底から浮上します	OBEMから伸びているロープを 引っ掛ける
ロープをクレーンに結びつける	吊り上げ！	お帰り！
	水で塩分を洗い流して、 各パーツを取り外し
	OBEM内部の記録も回収＆チェック
実験終了！	3名の大学生たち。	シャンパン！
	かんぱい！

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横須賀港へ帰港

陸揚げされたOBEM。 これから米国にむけて輸送。

母港に戻った新辰丸

お世話になりました

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