 ・アデン湾電磁探査
 ・アデン湾電磁探査
    
     アデン湾での海底電磁気観測(KH-00-5航海: Dec.4th 2000-Jan.12th 2001)
 アデン湾での海底電磁気観測(KH-00-5航海: Dec.4th 2000-Jan.12th 2001)
    地球の長い歴史の中で、大陸は合体・分離を繰り返してきました。大陸が2つに割れるとき、地下では何が起きているのでしょうか? なぜ、どのようにして、大陸は2つに分かれるのでしょうか?
    
    この疑問を解くために、私たちははるかアラビア半島まで調査に行きました。場所はアデン湾。海賊で有名なこのエリアは、南東アフリカとアラビア半島の間に位置していますが、元々はアフリカとアラビア半島はくっついていて、海はありませんでした。しかし約2000万年前程からアフリカとアラビア反動は分裂を始め、誕生したのがアデン湾です。なので、アデン湾の海底や海底下の構造を調査すれば、大陸分裂や、その時生じた若い海底(2000万才だけどね)がゆっくりと成長(低速拡大系)する過程の研究に適した場所なのです。
    
    
    
    赤い四角の海域に海底電位差磁力計(OBEM)5台を設置・回収しました。
    
    
    ここではその時の調査の様子を紹介しています。1ヶ月以上に及ぶ航海は、マレーシアのペナン島からはじまり、イエメンのアデンという港を経由し、インドのチェンナイで終わります。陸上の街の写真も紹介しています。
    
     写真集
 写真集
    
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      ペナン島にて   
      出航前の腹ごしらえ。
        
      あと、飛ぶのも仕事のうちなのです??
      
       
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      ペナン島出港→アデン湾へ     
      ペナン島を出港しました。 
      海底電位差磁力計(OBEM)を組み立てます。
      
       
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      OBEM投入作業   
      海底地震計(OBS)の投入時の様子もあります(動画)。私にとって、OBEM等5台を 
      主体的に準備し、投入作業をするのは初めてだったのでとても緊張したことを覚えています。
         
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      アデン到着   
      ちょうどラマダン(断食)の時期でした。貴重な体験。 
      あとこの街で新世紀を迎えたよ! しかし砂漠の街だったなぁ…
         
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      アデン出港→OBEMを回収     
      5台とも全部回収できました~
      
       
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      チェンナイ到着     
      世界遺産の石にビックリ。それ以上にインドそのものにビックリしたわ。