IFREE ランチタイムセミナー |
※下記は過去に主催しておりましたセミナー情報です。現在は開催されておりません。
このセミナーでは"地球内部変動"などに関する話題を |
お茶のご用意はいたしますので、お昼ごはんとカップを持ってお集まり下さい。
※セミナーの予定をメールで配信しております。本セミナーに興味を
次回のランチタイムセミナー(予定)
- 第20回 「白鳳丸で行くインド洋、もしくは白金族を探すお話(仮)」
仙田量子さん(地球内部物質循環研究プログラム) 2008年8月27日(予定)
- 第21回 「地球磁場と地球環境のお話(仮)」
金松敏也さん(地球内部構造研究プログラム)
世話人・お問合せ先
後藤・阿部ほかIFREE有志で運営しております。
【これまでのランチタイムセミナー】
第19回 「モンゴルの氷河」
紺屋恵子さん(地球環境観測研究センター水循環観測研究プログラム)
2008年7月24日(木)18:00-18:30 本館1階セミナー室 ※夕方開催のビアセミナーでした。
モンゴルといえば、草原、馬、砂漠、相撲・・などを想像されるかもしれませんが、氷河があるのをご存じでしょうか。 最近は地球環境問題に関連付けて話題に上がりやすい氷河ですが、モンゴルの氷河に関してはこれまでほとんど観測されていません。というのも、観測するのに大変な場所だからなのですが・・・。このような場所での観測生活について紹介します。 写真: |
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第18回 「トルコ海軍と行くマルマラ海の旅」
笠谷貴史さん(地球内部構造研究プログラム)
2008年4月11日(金)12:20-12:50 本館1階セミナー室 北アナトリア断層海域延長部での海底電位磁力計(OBEM)による地下の比抵抗構造調査が東工大と共に実施されることになりました。 |
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※今回はじめて、TV会議システムを利用してJAMSTEC横浜研究所会議室へTV中継いたしました。
第17回 「海底の酸素濃度を二次元で測る話」
小栗一将さん(地球古環境変動研究プログラム)
2008年3月21日(金)12:20-12:50 本館1階セミナー室 海底で何がおきているのか?海底の環境と底生生物との関わりを知るために、酸素濃度の二次元プロファイルと、その時間変動をとらえるためのセンサを開発して、観測を行っています。セミナーでは、このセンサの歴史、原理、開発秘話とくに他分野との意外な接点についてお話をいたします。実際の観測の写真や、結果についても解説を行います。
写真:海底に装置を設置する様子 |
第16回 「『ちきゅう』報告 ー船内生活編ー」
木下正高さん(地球内部構造研究プログラム)
2007年12月5日(水)12:20-12:55 本館1階セミナー室
いよいよ始まった「ちきゅう」による地震発生帯掘削。その初めての掘削航海で共同首席を務められた木下グループリーダーによる乗船報告です。 研究者は船内でどんな1日を送っているのかを中心にお話しします。研究編は当日午後のIFREE1セミナーでお話します。 写真:セミナー当日の様子。 |
第15回
「なぜ同じ地点からすべり始めるのか?-地すべり地帯の動きとすべり開始点のコア分析-」
坂口有人さん(プレート挙動解析研究プログラム)
2007年7月23日(月)12:20-12:50 本館1階大講義室
地すべりといっても大規模な斜面崩壊ではありません。段々畑の集落が大雨の時だけほんの数mmだけ動き、そして雨があがると停止するというパターンを繰り返します。安全です。岩盤が「停止とすべり」を繰り返すという点では、震源断層と似ています。ただ、すべり面がわずか30mという深さなので断層が採取可能で、しかも災害対策目的に伸縮計、水圧計、傾斜計、などのセンサー類がすでに設置してある点が違います。高知県打木の地すべり地帯が2003年と2004年の台風の時に、決まった地点からすべり始めることを突き止め、そこを掘削してなぜそんな事が起きるのかを調べました。
研究の概要。地すべり地帯を |
これぐらい大雨だと地すべりが起きます。 |
第14回 「奇跡の地球」
富士原敏也さん(地球内部構造研究プログラム)
2006年8月3日(木)18:00-18:30 本館1階セミナー室
1960〜70年代に世界中の海域で地磁気縞状異常が観測されたことにより、海洋底拡大説が次第に認められ、20世紀最大の科学成果の1つとも言われるプレートテクトニクス理論の確固たる基礎を築き上げることになりました。恵み深い地球はプレートテクトニクス研究者にも配慮を欠かしません。船からの観測によって地磁気縞状異常(地磁気の逆転)を検出することができたのは、幸運な驚くべき偶然の条件の一致によっています。
曳航されているプロトン磁力計のセンサー |
今回はビアセミナーでした。 |
第13回 「沈み込みた〜い!」
柴田伊廣さん(高知大学大学院理学研究科)
私の最大の興味は,大陸は成長しているのか?後退しているのか?ということである。それを解明するためには,どこでどれくらいの量の大陸が形成されているのか?そしてどれくらいの陸源物質が地球内部に持ち込まれるのか?ということを知る必要がある。近年,様々な研究によって,両者のほとんどが沈み込み帯であることが分かってきた。そして,現在のその両者の割合についても,推定されている。しかしながら,一つの沈み込み帯で常にその割合が一定であった保証はない。そこで,これまで,プレート境界の化石(陸上付加体)を対象として研究を おこなってきた。
本セミナーでは,陸上付加体に保存されている過去の大陸成長の情報について,調査の楽しみや,苦労,食べ物,まるで山猿のような生活の写真も交えながら,紹介する。そして,それを受けて,私が現在の沈み込み帯でどのような研究をしたいのかという,夢や希望をお話したい。 調査地域近くの市場で買って食べた |
第12回 「ある研究生(実習生)のJAMSTEC生活」
正木裕香さん(高知大学大学院理学研究科)
私は至ってふつうの人間です。ところが、最近では親族知人友人からしばしば珍奇なものを見るような目を向けられます。JAMSTECの片隅に身を寄せて3年目。当初は右も左もわからず狭い肩身を一層縮めていたのが、木下指導教官の下でHeat Flowの研究にいそしみ、幾度の調査航海で荒波に揉まれ、同じ分野に夢を託す多士済々の先輩たちと交わるうちに、いつしか不本意にも風変わりな性格が身についてしまったのでしょうか。でも、それこそが研究者の道を歩き始めた証のように思えて、密かに自負を覚えたりもするのです。 そんなけなげな一実習生の意見と抱負をお伝えします。
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第11回 「液体金属の流れを可視化する」
柳澤孝寿さん(地球内部構造研究プログラム)
地球の中心には鉄でできた核があり、核は液体の外核と固体の内核とに分かれている。そして外核での融けた鉄の流れが地球の磁場を作り出している。液体状態の金属はとてもサラサラである上に、熱や電気を非常に伝えやすいという性質を持っている。このような液体による流れは日常生活で目にする流れとは大きな違いがあり、私たちはそれを実験室で「超音波ドップラー流速測定法」を用いて調べている。鉄の融点は1500℃以上であるが、私たちは融点が30℃で扱いやすいガリウムという金属を使っている。この技術と成果を紹介するとともに、実際に液体ガリウムが流れる様子を展示する。 |
第10回 「海底総合調査で明らかとなったメタンハイドレートの『柱』」
後藤忠徳さん(地球内部構造研究プログラム)
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新潟沖のメタンハイドレート分布地域において、海底カメラ観察やピストンコア採泥を実施したところ、海底に露出するメタンハイドレートの撮影・採取に成功した。また海中に電流を流して地下構造を調査する「海底電気探査」によって、海底の下100m以上の深さまでメタンハイドレートが「柱状」に分布する様子が明らかとなった。ここでは、様々な調査手法を組み合わせた海底総合調査の実例を紹介する。それに伴う苦労や失敗話も紹介する。 |
第9回 「海底熱水や冷湧水での熱流量測定 −面白い名前の機器たち−」
木下正高さん(地球内部構造研究プログラム)
2006年3月15日(水)17:45-18:30 本館1階セミナー室 深海底には、地下からの熱や水のわき出し口がそこここに存在します。このような場所で、どのようにして熱や水が出てくるのかを知ることで、地球の活動
度(火山や地震など)を知る手がかりが得られます。そこで今回は、我々がこれまでに開発した、熱流量や湧出量計の成功話や失敗話を紹介し、「最先端の観測」の実態をさらけ出します。「大仏」、「座布団」、「鍋」、「コルク」など、日常生活に関わる名前のついた機器が登場しますので乞うご期待。 |
第8回 「マントル上昇流を探る−南洋ポリネシアでの広帯域海底地震観測」
末次大輔 さん(地球内部構造研究プログラム)
海底に設置された広帯域海底地震計 |
仏領ポリネシアは西ヨーロッパに匹敵する面積を持つ広大な海域である。ここにはホットスポット海底火山が存在し、大規模な海底の盛り上がりがみられる特異な地域である。これまでの地震波トモグラフィー・イメージによって巨大なプルーム上昇域ではないかと考えられているが、地震観測点と地震が少ないため、確たるイメージは得られていない。2003年から2年間にわたって、仏領ポリネシアの海底に広帯域海底地震計計10台を設置し、マントル構造を推定するための地震観測が実施された。セミナーでは観測の経過を写真などを交えて紹介し、得られつつある中間的な結果について簡単に説明します。 |
第7回 「スマトラ島沖大地震緊急調査航海で見た海底変動」
町山栄章さん(掘削試料研究プログラム)
昨年12月26日に発生したスマトラ島沖大地震は,それに伴うインド洋大津波とともに大災害を引き起こしました。JAMSTECでは,緊急調査として2〜3月に「なつしま」を派遣し,海底地形,「ハイパードルフィン」による海底観察,海底地震計を使用した余震観測を実施しました。前回の荒木さんの余震観測のお話に引き続き,スマトラ沖調査により見いだされた海底変動について,裏話を含めて紹介したいと思います。
第6回 「スマトラ島余震観測と掘削孔内での観測−将来の海底地殻変動の観測へ」
荒木英一郎さん(地球内部構造研究プログラム)
昨年末のスマトラ沖での地震に伴う大津波は、多くの人の記憶に残る災害でした。JAMSTECでは、研究船なつしまを今年2月〜3月にかけて大津波を起こした地震の震源付近の海域に派遣し、海底地震計を使った余震の観測、ROVハイパードルフィンを使った海底観察などの研究を行いました。余震の観測を行ったのは、震源付近では地震観測がなく、あの大地震がどこでどのようにして起こったのかがよくわかっていなかったためです。海底地震計のネットワークを現場に展開して、余震の起こり方を調べることで、昨年末の本震でどこの断層が壊れたのか、その絞り込みをすることが可能になりました。しかし、本震の起こった瞬間の記録は得られませんので、本震がどうだったかはあくまで推測となります。大きな余震の可能性を考えると、苦しいところです。
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スマトラ沖には、観測ネットワークがなかったので難しいですが、日本の周辺には、陸上、海底地震観測網が展開されており、大地震がどのように起こったのかを比較的よくとらえることができるようになっています。私たちは、さらに、地震と地震の間に、海底の地盤に歪みがたまっていく様子を観測して、地震がどのように準備されているのか?その様子が予測できるものなのか、できないものなのか?を知りたいと思っています。 |
スマトラ沖での地震は大変大きなものでしたが、大きな地震や津波の被害を起こす可能性のある地震は、100〜200年の年月の間には、日本周辺の海の下でも必ず起こりますから… |
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本セミナーでは、スマトラ島の余震観測の様子と、JAMSTECの掘削孔を使った海底観測の取り組みを紹介したいと思います。
第5回 「深海掘削船での国際共同研究生活(JOIDES Resolution号)」
阿部なつ江さん(海洋底ダイナミクス研究プログラム)
IODPでの掘削航海が始まり、既にIFREEからも複数名が参加しています。今回は、1985年から深海科学掘削船として活躍しているJOIDES Resolution号の掘削航海乗船体験を、下船したばかりの阿部がお話し致します。JOIDES Resolution号は、JAMSTECが世界に誇る超大型科学掘削船「ちきゅう」とならび、IODPを支える三船のうちの一つです。今回はこれまで三回の乗船で得たもの、国際共同研究の面白さと苦悩、また乗船中の生活風景などを、写真を中心に紹介いただきました。
二ヶ月間の航海はとても長く、厳しいこともありますが、快適に過ごせるよう様々な工夫がなされています。乗船に際し必要な条件は、1)好奇心、2)多少の体力と気力、3)英語力よりもコミュニケーション能力、だと感じています。100名を超える乗船者のうち研究者はたった1/4で、他には掘削技師、船舶運航スタッフ、科学支援スタッフなど、大勢の支援スタッフに支えられながら掘削が進められていきます。出身国も、アメリカ、イギリス、ポルトガル、フィリピン、日本、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オーストラリア、中国などなど、数えたらきりがありません。船上では研究業務のみならず、やりがいのある様々な業務があります。また航海を支える沢山の陸上業務もあります。
研究者や学生さんのみならず、是非大勢の方にお聞き頂きたいと思います。 また、下記HPから、航海のスケジュールやこれまでの航海のレポート等を入手できますので、是非ご覧下さい。
IODP-USIO(米国運航チームHP)・航海スケジュール等
http://iodp.tamu.edu/scienceops/past_exped.html
日本地球掘削科学コンソーシアムHP・乗船スケジュール等
http://www.aesto.or.jp/j-desc/oshirase_html/researcher_bosyu05.html
第4回 「地球深部掘削船『ちきゅう』とIODP」
真砂英樹さん(地球深部探査センター)
ついに始まった統合深海掘削計画(IODP)。そして、完成を間近に控えたIODPの主力掘削船
『ちきゅう』。IODPの目指す科学とは? 『ちきゅう』の性能は?
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第3回 「上部マントルの標準電気伝導度構造モデル」
市來雅啓さん(地球内部構造研究プログラム)
2004年12月3日(金)12:15-13:00 本館1階セミナー室
マントルの構造解析は標準的なモデルを仮定することから始まります。これまでマントルの電気伝導度構造については、この標準モデルがありませんでしたが、それらを構築する取り組みについて他の分野と比較しながらご紹介いただきます(以上、世話人より)。
第2回 「火山とマグマをつくる熱い指」
田村芳彦さん(地球内部物質循環研究プログラム)
2004年10月28日(木)12:15-13:00 本館1階セミナー室
”熱い指”と海底火山の話、さらにハイパードルフィンで得られた映像のご紹介いただきます(以上、世話人より)。
第1回 「しんかい6500によるoff-ridge巨大溶岩流の確認の意義」
熊谷英憲さん(海洋底ダイナミクス研究プログラム)
2004年10月6日(水)12:15-13:00 本館4階旧センター長室
YK04-07しんかい6500調査潜航にて確認された、海嶺軸より離れた箇所で噴出した巨大な溶岩流に関する潜航ビデオ等をご紹介いただき、その重要性を議論いただきます(以上、世話人より)。