マウスカーソルを写真にあわせると、
ディープトウ(無人海底探査機)のライトが灯ります。ピカー。
調査の様子の模式図。海底に電気を流して、
電気抵抗の高い「メタンハイドレート」のありかを探ります。
模型全体は古い木箱2つを組み合わせて作っています
中央のボタンを押すと、模型の各部が光ります。
ディープ・トウ部分の拡大。古い電池に色を塗って耐圧容器に。
フレームは細いビニルチューブに針金を入れたものを曲げて加工。
こうすると、自由に細工できるうえに、針金のデコボコが気にならなくてよい。
深海魚たちは、その昔、とある500ccペットボトル飲料についていたおまけ。
この模型のためにネットオークションで買い集めました。
地層や海底は発泡スチロールに色を塗ったもの。意外にそれらしいです。
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模型作成の詳細については、本ページ末尾の「作成日誌」をご覧ください。
ボタンを押すと、模型の各部が光ります。ボタンそのものも光ります。ケースは汎用のプラスチックケースに穴を開けてボタンを取り付けました。
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マウスカーソルを左の写真に合わせると、緑ボタンや赤ボタンを押したときのイメージになります。実際にはチカチカと点滅してます。
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模型をどう光らせるか悩みました。はじめは市販の発光ダイオード(LED)の電飾セットを使おうかと思いました。クリスマスのころに、家や街路樹に巻きつけて光らせるアレです。ただ、模型に組み込むにはLEDが大きいので、同じようなものを電気パーツで自作することにしました。ちょっと調べてみると、LEDはある規定の電圧でないと綺麗に光らないのですが、それ以外は難しいことはなさそうです。
各LED発光回路に関して、下記に回路図を紹介します。LEDにかかる電圧は、可変抵抗で調整してました。12Vは始めは直流電源装置で作ってましたが、その後に海底観測で使用済みのリチウム電池パック(14V程度)と取り替えました。燃えてしまうこともなく、問題なく動作しています。
【白:調査船】
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提供元:国土交通省 近畿地方整備局 神戸港湾空港技術調査事務所
http://www.pa.kkr.mlit.go.jp/kobegicyo/sempaku/pc.html
架空(将来)の海洋環境整備船のようですが、実際の調査船「かいよう」にそっくりで、ちゃんと双胴船になってます。
作成中の様子。 紙はちょっと上質の硬い物を使用しました。 |
完成したもの。 船の中央には7色LED、 写真ではわかりにくいですが、 |
以上、はじめて本格的な展示模型を作ってみました。不慣れなため大変な作業ではありましたが、LEDで光らせる工作は思ったより簡単&安価でした。一度お試しください。なお、ここで紹介した模型の作成日誌(2006年5月当時)をブログ側で公開中です。なにかのご参考になれば幸いです。