インターネット会議・セミナーへの参加方法


はじめに
 インターネットとパソコン・スマホがあれば、世界中のどの地域からでも、インターネット配信の会議やセミナーに参加することができます。ここではその方法を簡単に紹介します。

Zoomを使います。
 「Zoom」とは、Zoom Video Communications, Incが提供しているテレビ会議用のアプリです。下記の画面のように、インタネット経由で多人数で議論をしたり、1つパソコンの画面をみんなで見ることができます。
  
                ※地球科学講座プロモーションビデオより
                    https://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/earth/
 
Zoomを使ってネット会議の接続テストをしてみよう!(PC版)
 まずはZoomアプリをインストールして、接続テストをしてみましょう!
 下記のアドレスにアクセスして下さい(Zoomの接続テスト用のアドレスです)。
    
 http://zoom.us/test    ←Zoomの接続テスト用です。24時間いつでもテスト可能!
    
 
 このような表示が出たら、参加をクリック。Zoomアプリがパソコンにない場合は、
 Zoomアプリが自動的にダウンロードされます。
    
  
 (画面はWindows PCの場合)    ※クリックすると画像が大きく表示されます。
    
 「保存」を選んで下さい。
 その後、「フォルダーを開く」を選ぶと・・・
 
 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら、
 「はい」を選択して下さい。こちらでZoomのインストールは終わります。
 インストールが終わると、自動でインターネット会議(テスト用)に接続されると思います。
 ※もし自動的に接続されない場合は、もう一度、会議室のアドレスをクリックして下さい。
 ※今回はテストですので、カメラもマイクも「オン」にしておいて下さい。
 ※「名前を入力して下さい」と聞かれたら、テスト用ですので「test」で構いません。
   
 「スピーカーをテスト中」という表示が出ます。はい・いいえのどちらかを選んで下さい。
 「マイクをテスト中」という表示が出ます。はい・いいえのどちらかを選んで下さい。
 ※うまくテストができなかった場合は、もう一度テストすることができます。
  下記の「Zoomの主な機能(よく使うもの)」の(1)を見て下さい。
 これで練習は終わりました。
 
Zoomを使ってネットセミナーに参加してみよう!(PC版)
    
                  Zoomセミナーの画面の例

  では本番です。ちなみに上記の「http://zoom.us/test」を使ったテストは、いつでも
 実施可能です。本番の前に、毎回試してみることをオススメします。
 Zoomでのセミナーの場合は、主催者から事前に「会議室のアドレス」がメールなどで
 送られてきます(下記のようなアドレスです)。こちらにアクセスして下さい。
    
 https://zoom.us/j/XXXXXXXXXX?pwd=YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
 ※実際にはXXXの部分は「数字」、YYYの部分は「数字や文字」になっています。
    
 テストの際と同様に、Zoomアプリが自動的に起動します。
 ここでご注意!
  カメラやマイクを、まずは「オフ」にして参加することをオススメします(後でオンにできます)。
  カメラがオンのままだと、データ通信量が大きくなって、通信が不安定になることがあります。
  主催者から「オンにしてください」と指示があってから、オンにするのがよいでしょう。
  (参加者のプライバシー保護の観点でも重要。自宅だと、部屋の中が丸見えです)
  (ちなみにZoomには「仮想背景」機能もあります。背景を自由に変えることができます)
    
 「名前を入力して下さい」と表示がされましたら、、、、
 1) 大学の講義やビジネス目的など、参加者の名前を明示しないといけない場合は、
   ご自身の氏名を入力して下さい。
 2) 一方、自由参加のセミナーなどに匿名で参加したい場合は、
   ニックネームなど、適当なお名前で問題ありません。
 この「名前」は次回の会議参加の際に変更することができます。
    
 「ミーティングのホストは まもなくミーティングへの参加を許可します、もうしばらくお待ち下さい」
 あるいは「ホストがこのミーティングを開始するまで待機しています」
 などが表示されましたら、接続成功&参加準備完了です。
 ※会議の主催者は、会議室への「総接続数」は分かりますが、参加者の詳細情報
   (本名・PCの所在地など)は分かりません。
 Zoomアプリは一度インストールしておくと、次回以降はインストールは不要です。
 またZoomアプリは、会議終了後にPCから削除いただいても問題ないです。
 (次回接続時に、上記のように再びインストールされます)
 PCの場合の削除方法はこちら(例)→ https://magazine.synapse.jp/info/post-3560
 
Zoomを使ったネットセミナーに参加するには(スマホ・タブレット版)
 上記のPCの場合と殆ど変わりません。Zoomの自動的にダウンロードされない場合は、
 Google PlayもしくはApp Storeから、Zoomアプリをダウンロードしてください。
         ”このアイコンが目印です”
            
 会議室に自動で接続がされない場合は、上記の会議室アドレスを再度クリックして下さい。
 Zoomアプリは一度インストールしておくと、次回以降はインストールは不要です。
 またZoomアプリは、会議終了後にスマホから削除いただいて問題ないです。
 (次回接続時に、上記のように再びインストールされます)
 削除方法は、アイコンを長押しすると「削除」「アンインストール」という選択肢がでてきます。

Zoomの主な機能(よく使うもの)
 
     Zoomでのビデオ会議時の画面例。会議にはもっと笑顔で参加しよう!
       (写真は私:画面キャプチャー中だったの笑顔が消えてます)
  (1)=マイクのオン・オフ(上記の画面ではオフになってます)
    ※ここに「スピーカー&マイクのテストをする」という機能もあります。
     なおZoomへの接続前にも「コンピュータ オーディオのテスト」を行うことができます。
  (2)=ビデオ画像のオン・オフ(上記の画面ではオンになってます)
    ※ここに「仮想背景」の機能もあります。
  (3)=PC画面の共有機能。スライドやWordファイルなどを参加者に見せることができます。
  (4)=会議室からの退室
  
 ※その他の機能:
  ・ チャット機能
  ・ 「いいね」「挙手!」機能
  ・ 投票機能 (詳しくはこちら:ミーティングの投票機能
  ・ 通話相手の画面左下のアンテナアイコンで、相手側の通信状態を把握できます。
   (白=良好、黄色=良くない、赤=悪い)
   (こちら側の通信状況は、文字でメッセージが出ます)
  ・ 他者が画面共有時:オプションを表示→画面のズームや画面への書き込み可。
 
Zoomの有料版と無料版
 Zoomの会議室へ参加には、お金を払う必要はありません。一方で、会議の主催者は、Zoomの無料版と有料版を選ぶことができます。無料版だと、40分間でネット接続が切れてしまいます(ただし1対1の場合は、制限時間なし)。この場合でも、会議を再開すれば、再び多人数での会議を行えます(40分毎に再開しないといけません)。有料版だと、100名まで同時接続が可能で、時間制限もありません。
 
Zoomのデータ通信量
 使用環境によって異なりますが、データ通信量は下記のようです(2020年4月現在)。
 <Zoomの場合>
 ・参加者2名の会議→ 1時間で約0.3GB使用  10時間で3GB使用
 ・参加者10名程の会議→ 1時間で約0.3~0.5GB使用  7時間で3GB使用
 Google MeetとWebExについても、同様の条件でのデータ通信量を測定してみました。
 2名での会議だとあまり変わりませんが、人数が多くなるとZoomのほうがデータ通信量を節約
 できているようです。これらのうち、Google Meetは特別なソフトをダウンロードせずに、
 ネット会議に参加できますが、お使いのブラウザによってはうまく繋がらないことがあります。
 <Google Meetの場合>
 ・参加者2名の会議→ 1時間で約0.3GB使用  10時間で3GB使用
 ・参加者10名程の会議→ 1時間で約0.7~1.1GB使用  3時間で3GB使用
 <WebExの場合>
 ・参加者2名の会議→ (未測定)
 ・参加者10名程の会議→ 1時間で約0.4~1.0GB使用  4時間で3GB使用

 
Zoomの安全性
 2020年3月以降、Zoomの利用者が急増しました。と同時に、悪意のある使用例も増えてきました(下記)。Zoom Video Communications, Incでは、システムやアプリを随時更新して対応しています。また当方が主催するZoom会議では、下記などを参考にして、安全な設定を心がけています。みなさまがお使いのZoomアプリも「アップデートのお知らせ」がでましたら、ぜひアップデートしてください。アップデートで通信ができなくなるようなことはないと思います。
 - オンライン会議「Zoom」の基礎知識。安全に使うためのポイントも
  (2020.04.10)
  https://bizspa.jp/post-295493/
 - 在宅勤務の必須ツール Zoomを襲った「爆弾」 使う前に気をつけたいこと
  (2020.04.09)
  https://mainichi.jp/articles/20200409/k00/00m/020/219000c