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ポプラ社新書 特集サイト:参考資料(1)
※●=本文中で紹介した内容、○=その解説ページ。
※
以下の""は資料からの引用部分を示す。
またホームページのリンクは変更される可能性あり。
各ページのタイトルで検索すると当該資料を見つけることができる場合がある。
【はじめに】
2016年熊本地震:住民のうち、約7割は近くに活断層があることを知らなかった。
活断層存在「知らず」7割 熊本地震、被害集中の地域
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG26HAP_W7A520C1000000/
【第1章:いま日本の地底で何が起こっているのか】
日本を襲う巨大地震
東北地方太平洋沖地震(2011年)での死者・行方不明者・避難者数・帰宅困難者数
緊急災害対策本部とりまとめ報
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)について」(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/2011daishinsai/
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置
https://www.npa.go.jp/news/other/earthquake2011/pdf/higaijokyo.pdf
避難所生活者・避難所の推移
(東日本大震災、阪神・淡路大震災及び中越地震の比較)(復興庁)
http://www.reconstruction.go.jp/topics/000185.html
首都直下地震帰宅困難者等対策協議会最終報告(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/kitaku/kitaku_kyougi_top.html
「東日本大震災」の定義
緊急災害対策本部とりまとめ報
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)について」(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/2011daishinsai/
"平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害及びこれに伴う原子力発電所事故による災害については、今後、「東日本大震災」と呼称することとする"
東日本大震災について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa201101/detail/1311096.htm
"この地震による災害及びこれに伴う原子力発電所事故による災害を「東日本大震災」と呼ぶ"
日本の大地震の発生数は近年増加傾向(図1)
気象庁震度データベースに基づいて、著者がグラフを作成。
http://www.jma.go.jp/jma/menu/menureport.html
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php
過去90年間に日本で観測されたマグニチュード7、震度5以上の地震を検索。
西暦869年に起きた「貞観地震」と、878年「相模・武蔵地震」、887年「仁和地震」
日本付近のおもな被害地震年代表(日本地震学会)
http://www.zisin.jp/publications/document05.html
[古代・中世] 地震・噴火史料データベース (β版)
http://historical.seismology.jp/eshiryodb/
日本では2016年から2017年の2年間だけでも被害を伴う大きな地震が立て続けに発生
日本付近で発生した主な被害地震(平成28年〜平成29年:気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/higai/higai1996-new.html
熊本地震がもたらした衝撃
2016年4月に起きた熊本地震(4月14日にマグニチュード6.5、4月16日にマグニチュード7.3の地震)
平成28年(2016年)熊本地震(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/2016_04_14_kumamoto/index.html
気象庁は当初、14日の地震が「本震」だと考えて「熊本地震」と名付けたが、命名直後の16日により大きな地震が発生。のちに16日の地震を「本震」に修正。
平成28年(2016年)熊本地震」について(第5報)(気象庁、4 月15日10 時30分発表)
http://www.jma.go.jp/jma/press/1604/15f/kaisetsu201604151030.pdf
(資料では14日の地震が「本震」とされている)
前震・本震・余震、誘発地震の違い
余震の性質:余震について(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/aftershocks/kiso_aftershock.html
熊本地震の地震発生場と地震活動 - 防災科学技術研究所
http://www.bosai.go.jp/event/2016/pdf/20150715_01.pdf
(上記に誘発地震の説明あり。通常の余震との違いについて明確な定義はない。震源断層から離れた場所で発生する地震や、本震とは異なる断層タイプの地震は誘発地震として識別しやすい。)
(なお、本震の直後で本震に近接して発生する地震は、慣例的に余震と呼ばれている。)
「地震が起きる日時や場所をかんたんに予知できるなどとは、絶対に言えない」というのが学者の共通見解
よくある質問:余震について(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/aftershocks/sitsumon_aftershock.html
"現在の科学では、大きな余震が発生する具体的な日時を予測することは出来ません"
2009年4月にイタリアのラクイラ地域で起こった地震
2009年イタリア・ラクイラ地震に関連した科学技術者に対する有罪判決について(声明)
(日本地震工学会)
http://www.jaee.gr.jp/jp/2009laquila-statment_jp/
ラクイラ地震に関する地震研究者に対する有罪判決について(声明)(日本地震学会)
http://www.zisin.jp/publications/pdf/SSJ20LAquilafinal20wa.20121029.pdf
ラクイラ地震 禁錮6年の有罪判決について
http://raytheory.jp/2012/10/201210_laquila1/
Pope visits Italian village hit hardest by earthquake
https://www.theguardian.com/world/2009/apr/28/pope-visits-earthquake-zone
The 2009 L'Aquila (central Italy) MW6.3 earthquake: Main shock and aftershocks
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2009GL039627/full
マグニチュード9が意味するもの
東日本大震災クラスの地震が同地域で起こるのは、約1000年毎(あるいは数百年毎)に1回と言われている。
M9級、過去3500年で7回 北海道から三陸で大津波 北大調査
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2504L_V20C12A1CR8000/
南海トラフの巨大地震モデル検討会第1回会合 平川委員提供資料
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/model/1/pdf/sub_i5.pdf
宮城県の沖合ではマグニチュード7〜8の地震が約30〜40年毎に繰り返して起こっていた。
宮城県沖地震の発生確率(仙台市)
http://www.city.sendai.jp/kekaku/kurashi/anzen/saigaitaisaku/kanren/kakuritsu.html
「マグニチュード」と「震度」
マグニチュード(地震の基礎知識とその観測:防災科学技術研究所)
http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec1.2.html
マグニチュードと震度の違いは?(東南海・南海地震とは?:四国地方整備局)
http://www.skr.mlit.go.jp/bosai/bosai/tounannkai/jishinntoha.html
震度について(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/index.html
マグニチュードが1増えると、エネルギーは約32倍増大。
マグニチュードが0.2大きくなれば、地震のエネルギーは約2倍に増大。
マグニチュードの増加分をΔMとすると、エネルギーはsqrt(1000)^ΔM倍に増大。
ΔM=0.2ならば、sqrt(1000)^0.2=1.995....≒2
マグニチュード8の地震のエネルギーは、6億トンのおもりを10キロ持ち上げるエネルギーに相当。
これは200万キロワットの発電所(大規模な火力発電所)が発電するエネルギーの約1年間分。
マグニチュード8の地震のエネルギーは63.1 PJ(ペタジュール)=17.5TWh(テラワットアワー)
※地震エネルギー(Keisan:生活や実務に役立つ高精度計算サイト、カシオ)
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228743
※ 1kWh=3.6 × 10
6
J
1Jは約102.0 グラムの物体を 1 メートル持ち上げる時の仕事に相当するので、
63.1PJは約6億トンの重りを10キロ持ち上げるエネルギーに概ね相当する。
(6×10
8
×10
3
/(102.0×10
-3
))×(10×10
3
)/10
15
=58.8 PJ
また200万キロワットの発電所が1年間で発電するエネルギーは下記。
(200×10000×1000×365×24)/10
12
=17.5 TWh
マグニチュード9の地震のエネルギーは、日本国内の全発電所が約半年間かけて作り出すエネルギーに匹敵。
マグニチュード9の地震のエネルギーは約2000 PJ(ペタジュール)=約554TWh(テラワットアワー)
※地震エネルギー(Keisan:生活や実務に役立つ高精度計算サイト、カシオ)
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228743
※ 1kWh=3.6 × 10
6
J
日本の発電電力量は約1,054TWh(平成26年度の1年間)≒マグニチュード9のエネルギーの2倍
※第11章 エネルギー・水(日本の統計、総務省統計局)
http://www.stat.go.jp/data/nihon/11.htm
断層のズレが1ミリ程度であれば、地震のマグニチュードは1くらい。
それがマグニチュード9になると、断層の長さは数百キロ、断層のズレは10メートル以上に及ぶ。
マグニチュード別に見た地震のイメージ(地震の基礎知識とその観測:防災科学技術研究所)
http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec2.2.html
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動と震源断層モデル(国土地理院)
http://www.gsi.go.jp/cais/topic110422-index.html
地震時の太平洋プレート境界面におけるすべり分布(国土地理院)
(特集・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震から2年)
http://www.gsi.go.jp/kanshi/h23touhoku_2years.html#geonet_cos_slip
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(本震)の前に、前触れと考えられる地震(前震)
東北地方太平洋沖地震について(速報)(岡田義光, 防災科学技術研究所)
http://www.bosai.go.jp/saigai/2010/images/20110323_01.pdf
"東北地方太平洋沖地震(M9.0)が発生する 2日前の3月9日 11時45分,宮城県のはるか沖合でM7.3の地震が発生し,翌日のM6.8の地震を含んで活発な余震活動があった。これらの地震活動があった場所は,今回の巨大地震の震源のすぐ北隣りであり,結果的にはM9.0の地震の前震活動であったものと考えられる。しかし,通常,M7.3といえば単独で発生する立派な大地震であり,これが,次に続くより巨大な地震につながると想像することは,なかなか困難であったと思われる。"
マグニチュードにも種類がある。(例:モーメントマグニチュード)
FAQ 1-3. 様々な種類のマグニチュードについて(日本地震学会)
http://www.zisin.jp/faq/faq01_03.html
モーメントマグニチュードとは何ですか?(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq27.html#8
CMT解とは何か(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/mech/kaisetu/cmt_kaisetu.html
東北地方太平洋沖地震に対する津波警報発表経過と課題(気象庁、H23年6月)
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chousakai/tohokukyokun/2/pdf/1.pdf
"津波警報第1報の迅速な発表のため、気象庁マグニチュード(7.9)を地震発生から3分以内で計算"
"国外の広帯域地震計のデータを用いて、モーメントマグニチュード(8.8)を約50分で計算"
"報道発表 気象庁マグニチュード 8.4 16:00、モーメントマグニチュード 8.8 17:30"
世界は地震活動の活発な時代へ突入している?
マグニチュードでみる、世界の地震ランキング(図2、図3)
世界で一番規模が大きな地震は何ですか?(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq7.html
※ただし上記には1946年のアラスカ南方で地震(M8.6)が含まれていない(下記参照)
20 Largest Earthquakes in the World (U.S. Geological Survey)
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/browse/largest-world.php
2004年スマトラ島沖地震では、最大で高さが約50メートルもの巨大津波が発生。この津波はインドネシアだけでなく、タイやインド、アフリカ東海岸にも達し、死者は少なくとも約23万人に及びました。
平成26年版 防災白書|附属資料11 東日本大震災とスマトラ島沖大地震の比較
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h26/honbun/3b_6s_11_00.html
スマトラ島沖地震10年 想定外、「東日本」に類似…500年前にも巨大津波か
http://www.sankei.com/affairs/news/141208/afr1412080006-n1.html
M 9.1 - off the west coast of northern Sumatra (U.S. Geological Survey)
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/official20041226005853450_30
規則的にみえる巨大地震の増減
下図を参照(上表に基づいて作成)。
次の巨大地震は南海トラフなのか
マグニチュード9レベルと想定される「南海トラフ地震」(図5)
南海トラフ地震発生で想定される震度や津波の高さ(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html
南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)について(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_info.html
887年の「仁和地震」は、南海トラフ沿いで発生した巨大地震
石橋克彦(1999):文献史料からみた東海・南海巨大地震, 地學雜誌, 108, 399-425.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/108/4/108_4_399/_pdf
1185年の「文治地震」の震源地も、南海トラフ(諸説あり)。「平家の祟り」と噂された。
都司嘉宣(1999):『平家物語』および『方丈記』に現れた地震津波の記載,建築雑誌,1446, 46-49.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003804012
方丈記(大地震)
http://www.geocities.jp/sybrma/365houjouki.oonawi.html
資料455 平家物語「大地震」(巻第十二より)
http://www.geocities.jp/sybrma/455heike.daijishin.html
1707年、南海トラフが発生源の「宝永地震」と、富士山の「宝永噴火」
災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 「1707 宝永地震」 (内閣府)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1707_houeijishin/index.html
第3回 大阪を襲った歴史津波
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20121014.html
過去に起きた大きな地震の余震とその後の主な地震活動(東京大学地震研究所)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/PREV_HP/outreach/eqvolc/201103_tohoku/inducedeq/
富士山噴火 宝永4年(1707)(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/pdf/kouhou037_18-19.pdf
巨大地震は分厚い岩盤「プレート」がぶつかり合って発生。日本では4枚のプレートが互いに衝突(図4)。
下図:地震はなぜ起きるのか(地震の基礎知識とその観測:防災科学技術研究所)
http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec4.1.html
首都圏広域地殻変動観測施設によるVLBI観測成果(小山泰弘, 情報通信研究機構)
http://slidesplayer.net/slide/11425098/
マグニチュード7以上の地震はこの90年間に世界中で1200回ほど観測
Search Earthquake Catalog (U.S. Geological Survey)
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/search/
東海地震は東南海地震と一緒に起こる可能性が高い。
「見直し迫られる 東海地震対策」(時論公論)2016年09月13日
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/252490.html
巨大津波が引き起こす災害
南海トラフ地震での巨大津波:高知県では高さ10メートル台の津波を予想(2003年)←黒潮町で最大34メートルの津波と予想(2012年)。その他の地域も高さ10メール以上の津波が襲う。
中央防災会議東南海、南海地震等に関する専門調査会「東南海、南海地震の被害想定について」
(平成15年9月17日)
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/senmon/tounankai_nankaijishin/14/pdf/siryou21.pdf
南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)について
- 資料1−2都府県別市町村別最大津波高一覧表<満潮位>
- 資料1−5都府県別市町村別津波到達時間一覧表
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_info.html
南海トラフ地震の被害:最悪の場合、32万3000人。負傷者は62万人、全壊・焼失する建物は240万棟
南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)について
南海トラフの巨大地震による津波高・浸水域等(第二次報告)及び被害想定(第一次報告)について
資料2−1南海トラフ巨大地震の被害想定について(第一次報告)
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_info.html
※「東海地方が大きく被災するケース」のうち、最も被害が大きい場合
南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は70%、50年以内だと90%
長期評価による地震発生確率値の更新について
活断層で発生する地震および海溝型地震の発生確率値の更新前後の比較
(算定基準日 平成29年(2017年)1月1日)
http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/chousa_17jan_kakuritsu_index/
南海トラフで発生する地震
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/kaiko/k_nankai.htm
なお2018年2月に発生確率が見直されている。
→南海トラフ発生確率「70〜80%」に引き上げ(読売新聞)
https://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180209-118-OYT1T50102
→南海トラフ地震の30年発生確率が「70〜80%」に見直された。なぜ高まったのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/fukuwanobuo/20180210-00081306/
地球深部探査船「ちきゅう」が掘削し、過去の東南海地震による摩擦熱の痕跡を発見
(熱によって変質した石炭の一種:ビトリナイト)
予想外の地点で痕跡発見海底の地層に見る地震の真実(海洋研究開発機構)
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/j/magazine/discover/no12/index.html
宮城県・岩手県・福島県の人口は約600万人、愛知県・三重県・静岡県の3県だけで約1300万人
平成22年国勢調査の概要
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kihon1/pdf/gaiyou2.pdf
南海トラフ地震では、最大5メートルの津波が人口約900万人という大阪府にも押し寄せる。
南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)について
資料1−2都府県別市町村別最大津波高一覧表<満潮位>
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_info.html
南海トラフ地震の被害想定(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/nankai_trough/
大阪「津波死者13万人説」の出所
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/200049/
南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikikanri/keikaku_higaisoutei/bukai.html
※第4回での産出値に基づく。ただし1mの津波で死亡率100%はOver estimationと思われる。
※第5回の検討では、数値が見直されている。
4年以内に70%? 首都直下地震
「地震の発生回数は、マグニチュードの大きさに反比例する」(グーテンベルグ・リヒター則)
グーテンベルク・リヒターの関係(強震動の基礎 ウエッブテキスト2000版)
http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/gk/publication/1/I-3.2.4.html
首都直下地震は「今後30年以内に70%の確率で起きる」と想定
1)相模トラフ沿いの地震活動の長期評価について(地震調査研究推進本部地震調査委員会)
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/kaikou_pdf/sagami.pdf
(平成16年8月23日)これはプレート境界での地震を想定(M7、M8)
グーテンベルク・リヒター則や、再来周期から計算
2)相模トラフ沿いの地震活動の長期評価(第二版)について(同上)
(平成26年4月25日)1の改訂版。10年経過後だが確率は同じ。
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/14apr_sagami/sagami2_shubun.pdf
相模トラフ沿いの地震活動の長期評価
http://www.jishin.go.jp/main/herpnews/series/2014/sum/kohyo_sum/kohyo_sum.html
第13回 最新の首都直下地震の被害想定をめぐって
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20150901.html
3)関東地域の活断層の長期評価(第一版)(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/15apr_chi_kanto/ka_honbun.pdf
http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/kanto-detail/
(平成27年4月24日)こちらは深さ20kmより浅いところでの、内陸活断層での地震発生率
首都圏の大地震はいつ来るか?
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-01-27
なお、政府資料では「首都
圏
直下地震」や「首都直下
型
地震」とは呼称されていない。
1965年から2010年までの45年間で、首都圏直下で発生した地震数
3月11日以降の首都圏の地震活動の変化について(東京大学地震研究所)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/PREV_HP/outreach/eqvolc/201103_tohoku/shutoseis/
図の一部が削除されている。下記に紹介あり。
http://www.geocities.jp/katsu_immr/Temp/Tokyo-EQ.htm
地震発生数については下記サイトで確認可能
気象庁地震カタログ(東京大学地震研究所)
http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/db/jma.deck/index-j.html
※2014年〜2017年の3年間での地震数の増加も上記ページで図化可能。
M6クラスの地震数は、気象庁の震度データベースで調査可能(発生数=5つ)
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php
予想される地震には5つのタイプがある
首都圏で想定される巨大地震のタイプは5種類
内陸地震の5つの震源の模式図(防災科学技術研究所による)
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/bousai/1000929/1000305.html
第6回 首都圏の地震活動
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20130901.html
関東大震災とも元禄関東地震とも違う「新タイプM8級」の可能性
https://dot.asahi.com/aera/2016083100234.html
東京の周辺の将来地震を起こしうる大小の活断層は少なくとも7つ。関東山地〜関東平野の活断層が30年以内に大地震を起こす可能を11%程度。
首都圏の伏在活断層(首都直下地震防災減災プロジェクトH23年度報告書より)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/shuto/final/baf.pdf
関東地域の活断層の長期評価(第一版)(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/kanto-detail/
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/15apr_chi_kanto/ka_honbun.pdf
九州地域の活断層の長期評価(第一版)
http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/kyushu-detail/
http://jishin.go.jp/main/chousa/13feb_chi_kyushu/k_honbun.pdf
1923年の関東大震災(大正関東地震)では、100万人以上が被災。10万人以上が死亡。
関東大震災の被害状況:防災科学技術研究所 自然災害情報室
http://dil.bosai.go.jp/disaster/1923kantoeq/kaisetsu.html
災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成18年7月 1923 関東大震災
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1923_kanto_daishinsai/index.html
※俗に
「190万人」が被災した
とあるが、上記には書かれていない。190万人の根拠を以下で探る。
関東大震災(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)
https://kotobank.jp/word/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD-49356
"東京市役所編『東京震災録 前輯(ぜんしゅう)』(1926)によれば、被災者は
約340万人
(1府6県の人口の29%、うち横浜市は人口の93%、東京市は人口の75%)"
※こちらは随分と多い見積もり
過去の災害に学ぶ(第13回)1923(大正12)年関東大震災 − 揺れと津波による被害 −
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/pdf/kouhou039_20-21.pdf
"神奈川県での揺れが強かったことは、横浜市と東京市の住家全潰棟数を見ても明らかである。当時の横浜市は人口約42万人で東京市の約220万人に比べ1/5の規模の都市であった。一方横浜市の住家全潰棟数は約1万6千棟と東京市の1万2千棟をはるかにしのぐものである。"
※これを見ると「被災者数が340万人」というのは多すぎるのではないか?
「震災調査報告」 [内務省]社会局編 1924(大正13)年)に「190万人」に近い記述があるようだ。
東京市政調査会主催 関東大震災資料展 展示目録
https://www.timr.or.jp/library/docs/kanto-daishinsai-tenji-mokuroku.pdf
"震災による東京府の死者は約6万人、
被災者は約200 万人
"
下記資料によれば、東京市と横浜市であわせて100万に弱の人口減少があったことが、当時の「明確な数字」として残っている。
100万人以上が被災
していることは間違いなさそうである。
関東大震災における避難者の動向─「震災死亡者調査票」の分析を通して(北原糸子)
http://www.fukkou.net/research/bulletin/files/kiyou4_kitahara.pdf
関東大震災と同じタイプ巨大地震は200年から400年に1度の頻度で発生
首都直下のM7クラスの地震及び相模トラフ沿いのM8クラスの地震等に関する図表集(H25)
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/pdf/syuto_wg_siryo04.pdf
※なお元禄地震タイプは2000-3000年間隔で発生
スラブ内地震
シナリオ地震動予測地図とその限界
http://www.jishin.go.jp/resource/column/sep_shuto/
"その他の南関東のM7程度の地震として評価した過去5例のうち、4例はスラブ内地震と考えられる"
東京直下に沈み込む2枚のプレートと首都圏下の特異な地震活動
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/122/3/122_122.398/_pdf
関東地方でのプレート境界断層の接着度合い。いずれはそこが震源となる巨大地震が発生。
(国土地理院)
プレート間カップリング 関東地方のプレート間カップリング
http://www.geod.jpn.org/web-text/part3_2005/sagiya/sagiya-5.html
南海トラフ地震震源域のひずみ蓄積状況(地震ジャーナル2016年12月)
http://www.adep.or.jp/public/img/62.pdf
関東南部の地震間地殻変動とプレート間カップリング(地震予知連絡会会報)
http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/report/kaihou88/12_17.pdf
※上記会報より。本書図6の原図。
関東大震災前の100年間に、南関東地方ではマグニチュード7程度の地震が7回発生
首都直下のM7クラスの地震及び相模トラフ沿いのM8クラスの地震等に関する図表集(H25)
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/pdf/syuto_wg_siryo04.pdf
「地震時代」の到来?
大阪のど真ん中(大阪城・天王寺)を南北つらぬく「上町断層帯(長さ約42キロ」
上町断層帯(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f080_uemachi.htm
京都市内から福井県(日本海)まで達する「三方・花折断層帯(総延長約84キロ)」
三方・花折断層帯(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f073_mikata_hanaore.htm
近畿地方:分かっている活断層だけでも24箇所
近畿地方(地震調査研究推進本部)
https://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/kinki/kinki.htm
活発化する火山活動
各地で火山活動が近年徐々に活性化
年間の日本の主な火山活動(月間火山概況、気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/monthly_vact.php
2013年に噴火警報・噴火予報が発表された活火山は5箇所、2014年は9箇所、etc.
2017年は、9つの活火山で噴火警報が継続中、30を超える活火山で噴火予報が継続(図7)
噴火警戒レベルの説明(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/level_toha/level_toha.htm
火山に関する情報の発表状況(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/volinfo/volinfo.php
過去約300年間の日本の火山噴火の様子をみてみると、ここ数十年は火山活動が非常に穏やか(図8)
Global Volcanism Program(スミソニアン博物館)
http://volcano.si.edu/search_eruption.cfm
火山爆発指数(VEI):有史以降の火山活動について(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/history_kaisetsu.html
VEI 5の噴火は約400年毎に1回程度、VEI 4の噴火は約130年毎に1回程度発生
中田節也. (2014). 日本の火山噴火の現状と低頻度大規模噴火に備えた研究のあり方,
学術の動向, 19(9), 19-22.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/19/9/19_9_19/_pdf
地震と火山の密接な関係
世界で起きたマグニチュード9クラスの地震のうち、6件では地震発生後の5年以内に近くの火山が噴火
図表1-2-13 世界の巨大地震と火山噴火
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h24/bousai2012/html/zuhyo/zuhyo01_02_13.htm
第1回 大地震は火山噴火を誘発する!?
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20120622.html
過去の超巨大地震は必ず噴火を誘発した、というのは本当か?
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/851c37e998b6dbc7e3c53a4fab5152b1
東北地方には過去に何度も噴火を起こしている火山が18もある(図9にその一部を表示)。
東北地方の活火山(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/sendai/volcanosn.html
東日本大震災の後、東北の火山のいくつかの標高が10センチほど低下(図10)
東北地方太平洋沖地震に伴う火山の沈降を検出
−巨大地震が火山活動に与える影響の解明に向けてー
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130701_2.htm
※図に加筆
火山噴火は予測しやすい
火山性地震、火山性微動
「火山の概況」で用いる語の解説(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/words.htm
三宅島で2000年に起こった噴火では、全島民約4000人が島外避難
三宅島噴火災害誌 本編(東京都)
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/taisaku/1000064/1003340/1003344.html
有珠山噴火(2000年、北海道)では噴火予知に成功、1万6千人の人々が避難
失敗百選 〜有珠山の噴火〜
http://www.sydrose.com/case100/216/
御嶽山の噴火(2014年)
御嶽山の噴火状況等について(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/updates/h26ontakesan/index.html
第10回 御嶽山2014年9月27日の噴火災害
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20141214.html
草津白根山の噴火(2018年)
草津白根山
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/305_Kusatsu-Shiranesan/305_index.html
草津白根火山の噴火に関する情報(産総研)
https://www.gsj.jp/hazards/volcano/kusatsu-shirane/
富士山の噴火で何が起こるか
富士山がもしもこれから本格的な噴火を始めたら?
富士山火山防災協議会
http://www.bousai.go.jp/kazan/fujisan-kyougikai/
自動車のフィルターに入った火山灰は目詰まりを発生、飛行機の場合エンジン停止
クルマの噴火(火山灰)対策とは?
http://qa.jaf.or.jp/trouble/disaster/04.htm
旅客機はなぜ火山灰に弱い? 阿蘇山の噴火で欠航など相次ぐ
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20141127/1061514/
なぜ火山灰で飛行停止?(Q&A)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1604A_X10C10A3FF2000/
東京都の試算では首都高速道路と主な都道の火山灰を除去するだけで最低4日はかかる
富士山が大噴火したら…都内道路の灰、除去に4日必要
http://www.asahi.com/science/update/1108/TKY201211080592.html
市街地のすぐそばにある活火山
日本には活火山が111、その数は世界中の活火山の7%を占める。
「活火山」の定義と活火山数の変遷(気象庁)
→気象庁Webサイト
平成25年版 防災白書|第1部 特集 1 はじめに
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h25/honbun/1b_0s_01_00.htm
風化した火山灰を含む土は通気性や排水性がよいうえに適度に水を保つため、畑作に適している。
火山国ニッポンと土壌肥料学
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/magazine/103/mgzn10306.html
※本来は農業には不向きとのこと。
日本では古くから火山の麓に人々が暮らしてきた。
縄文遺跡の立地性向 - 地理情報システム学会
http://www.gisa-japan.org/dl/17-1PDF/17-1-63.pdf
構井・阿弥陀堂遺跡 上原城下町遺跡
→茅野市Webサイト
長野県内の遺跡
http://www.npmh.net/site/index.php
鹿児島県上野原縄文の森
http://www.jomon-no-mori.jp/kazantop.htm
第56回 縄文時代の災害
http://aomori-jomon.jp/essay/?p=8465
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