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まずは山登り。といっても、ケーブルカーを使いました。今回は3名x 2班で、道具一式を携えて山頂に向かいます。道具(1班分)は以下のようです。
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山頂に着きました。測定に入る前には電極のキャリブレーション(Calibration)を行います。キャリブレーションとは、電極そのものの発生する電位差がどの程度かを調べる作業です。測定途中の随所や測定終了時にもキャリブレーションを実施して、電極に異常がないかどうかを確認します。 |
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キャリブレーションの様子を詳しく見てみましょう。下のように、キャリブレーション時には、電極2本を5~10cmの距離でならべておき、電極間の電位差をデジタルテスター(Digital Multimeter)で記録します。電極間隔が短いため、このときの電位差は0mVになるはずですが、電極の特性によっては0mVになりません。5mVを越えるようであれば、電極が異常なのでスペアと交換します。 |
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こうすることで、土壌→硫酸銅水溶液→銅線→テスターというように、電気的なつながりが形成されます。 写真左も銅-硫酸銅電極(筑波大型)。愛教大型との違いは、石膏の変わりにポーラスカップを用いていて、土などにはさすことが出来ることです。その他の点は同じです。灰色の円筒部の中には銅線と硫酸銅水溶液が入っています。 腐葉土が厚くある場合は、電気的接触が不安定なため、腐葉土層をシャベルである程度取り除かないといけないのですが、筑波大型は土に突き刺すことが出来るので、その必要がありません。一方、愛教大型は硬い地面のうえで測る場合に適しています。(硬い地面だとポーラスカップが刺さらないため) |
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電極をテスターのプラス側に接続します(テスターのワニ口クリップが地面にくっつかないように注意)。 |
![]() ▼ ▼ ▼ 歩きます。 リールからケーブルを延ばしながらひたすら歩きます |
次に100m程度のケーブルを用意します。ケーブルの片端をテスターのマイナス側につなぎます。もう1本の電極とシャベルをもったら… |
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100m歩いて、ケーブルが伸びきったらその場所に電極を設置して、ケーブルと電極を接続します。電極の設置の仕方は上の写真と同じです。これで |