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GMT講座 その2:Cygwinのインストール
まず初めに、GMTを使う際に必要なUNIX環境を、Windowsパソコン上に構築
しましょう。実はUNIXがなくても、GMT単体をWindows上で使用することは可能
なのですが、GMTはUNIXと組み合わせて初めて真価を発揮します。
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ここでは「Cygwin」をインストールします。CygwinはWindowsシステム上で動作する
UNIXエミュレーションソフトの一つで、フリーソフトウェアです。他にUbuntu Linux
(http://www.ubuntulinux.jp/)など、Windowsシステム上にUNIX環境を構築してくれる
ソフトはあります。お好きなものを使うとよいでしょう。
Cygwinのインストール方法は下記関連URLのサイトに詳しいです。他にもたくさん
Cygwinの紹介をしているサイトはあります。参考にしてみてください。
(ここではCygwinのインストールの詳細紹介は省略いたします)
インストール時に注意すべき点は「すべての機能」をインストールしてください。
標準インストールでは、GMT起動時に必要なX11もインストールされませんし、
GMTと組み合わせて使うことが多いFortram(f77)もインストールされません。
UNIX上では「シェル(Shell)」と呼ばれるウィンドウ上でコマンドを実行します。
いくつか種類がありますが、ここでは”tcsh”を用いることにします。標準シェルで
ある”bash”でもかまいませんが、以下のPATHの定義方法などが異なります。
Cygwin上でTcshを利用できるようにするもっとも単純な方法は以下です。
・エディターで「xterm -sb -e /usr/bin/tcsh」というコマンドだけのシェルスクリプト
を作る。名前を「xt」としておき、実行権限を与えておく(chmod 755 xt)。
ファイルxtはホームディレクトリに置いておく。
・Cygwinを起動→Xウィンドウを起動(startxwin)→bashのウィンドウが立ち上がるので
そこで「./xt &」として、xtを実行するとtcshウィンドウが起動する。
続く。
[関連URL]
http://www2.ktokai-u.ac.jp/~kfuji/cygwin/cygwin.htm |
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