ポプラ社新書　特集サイト：参考資料(2)

---

※●=本文中で紹介した内容、○=その解説ページ。
※以下の""は資料からの引用部分を示す。またホームページのリンクは変更される可能性あり。
　各ページのタイトルで検索すると当該資料を見つけることができる場合がある。

【第2章：日本を襲う地震・火山噴火のメカニズム】

日本はなぜ地震大国、火山大国なのか

• 地球の内側の構造（地殻、マントル、核）（図11）
  　　　
  • 地球の構造（産総研）
    https://www.gsj.jp/geology/geology-japan/geology-earth/index.html
  • 地球の内部はどうなっているのか（Spring8）
    http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/research_highlights/no_39
  • 地球内部の構造と運動（兵庫県立大学）
    http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/geology/lecture.files/res3b.html
• 　プレート：地球の表面を覆っている厚さ数十〜１５０キロほどの岩石の層
  • 地磁気の逆転と大陸移動（京都大学）
    http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/stern-j/reversal_j.htm
  • This Dynamic Earth (U.S. Geological Survey)
    https://pubs.usgs.gov/gip/dynamic/dynamic.html
  • 地球内部の動き（NHK高校講座 地学基礎）
    https://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/tv/chigakukiso/archive/resume020.html
  • プレートの厚さ（The Thickness of Tectonic Plates）
    http://seismo.berkeley.edu/~barbara/REPRINTS/romanowicz_science09.pdf
  • 地球の構造（産総研）
    https://www.gsj.jp/geology/geology-japan/geology-earth/index.html
    ※図は産総研HPより
• 世界各国の大地震発生数ランキング：日本は世界第2位（図12）
  　　　　
  • 1967年〜2016年の間に712回発生したマグニチュード７以上の地震を国または地域別に分類。表中の1は南太平洋地域（地震発生数の合計は110回）、2は北太平洋地域（同98回）、3は中南米地域（同75回）を示す。
  • 元データ：USGS Earthquake Program
    https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/browse/
  • なお、小さめの地震（M5.5以上）だと中国が1位、日本は4位との報告がある（下記）。
    →図録▽世界各国の地震災害（地震回数・死者数）
    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4380.html
  • また下記では「日本付近でマグニチュード6の地震が全世界の20%も発生」とあるが、これは日本付近の地震の検知能力と、世界各国の検知能力の違いに起因すると思われる（日本では地震観測網がよく整備されていて、検知能力が高いため地震数も多くなる）。
    →国土を知る / 意外と知らない日本の国土（国土技術研究センター）
    http://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary12
• 世界には約1500の活火山があり、日本の活火山の数はその約1割（7%）を占める
  • 世界の火山（わが国の火山災害対策、内閣府）
    http://www.bousai.go.jp/kazan/taisaku/k101.htm
  • 平成25年版 防災白書｜第1部　特集　1　はじめに
    http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h25/honbun/1b_0s_01_00.htm

プレートの沈み込みが火山を生む

• プレートが沈み込むと、火山が生まれるワケ（図13）
  • 火山噴火の仕組み（気象庁）
    http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/2-4.html
  • なぜ？　だんだん分かってきた火山と噴火の仕組み（科学技術振興機構）
    http://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw27/sp-006
  • マグマはどうしてできる？（雲仙普賢岳の噴火とその背景、九州大学）
    http://museum.sci.kyushu-u.ac.jp/part5/p53/magma.html
  • 片山郁夫. (2016). 沈み込み帯での水の循環様式. 火山, 61(1), 69-77.
    http://www.kazan-g.sakura.ne.jp/Vol/vol61.1p069.pdf
    ※図13は本論文に基づいている。
• 沈み込む海洋プレートから東北地方の真下のマントルには、年間5百万トン以上の水が供給
  （一般の家庭が１年に使う水道水の量に換算すると、約2万軒分に匹敵）
  • 下記論文のBasalt Porosity Collapseから計算。
    Hyndman, R. D., & Peacock, S. M. (2003). Serpentinization of the forearc mantle. Earth and Planetary Science Letters, 212(3-4), 417-432.
  • 東北地方は500kmの長さとすると、(0.2*0.001)*(50*1000*500*1000)/10^6＝5百万トン
  • 家庭の平均使用量はどのくらいですか（もっと知りたい「水道」のこと、東京都）
    https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/faq/qa-14.html#1
    3人家族の場合、1ヶ月の平均使用水量は20.4m³　→　5*10^6/(20.4*12)＝約2万軒

火山活動が作り上げた日本列島

• 「火山前線」または「火山フロント」（図14）
  • 火山の分布とプレート境界（防災基礎講座、防災科学技術研究所）
    https://dil.bosai.go.jp/workshop/03kouza_yosoku/s02yuuin/f12kazan.htm
  • 火山フロント（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_volcanic_front/

「ホットスポット」から生まれる火山
海底大山脈からプレートが生まれる

• ホットスポット
  • 火山ができる場所（NHK高校講座 地学基礎）
    https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chigakukiso/archive/resume026.html
  • なおホットスポットはプレート運動とともに動かない（一定の場所で活火山を作り続ける）と考えられていたが（ホットスポット仮説）、近年の研究では覆されている。
    →ホットスポットはマントルの流動に影響されて個別に移動している
    http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2012/20121127.html
• マグマ≠溶岩
  • マグマと溶岩とマントルと海洋プレートの関係を教えてください（日本火山学会）
    http://www.kazan.or.jp/J/QA/topic/topic4.html
• プレート境界（海嶺-大地溝帯、海溝-トラフ-衝突帯、トランスフォーム断層）＋島弧
  • プレート境界（NHK高校講座 地学基礎）
    https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chigakukiso/archive/resume021.html
  • Divergent boundaries, Convergent boundaries, andTransform boundaries
    (This Dynamic Earth,U.S. Geological Survey)
    https://pubs.usgs.gov/gip/dynamic/understanding.html
  • 海溝・トラフ（プレートテクトニクス、地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/main/yogo/e.htm
  • トランスフォーム断層（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_transform_fault/
  • プレートの動きと地球の変動（啓林館）
    http://www.keirinkan.com/kori/kori_synthesis/kori_synthesis_b_kaitei/contents/sy-b/1-bu/1-1-3.htm
  • 島弧としての日本列島（啓林館）
    http://www.keirinkan.com/kori/kori_earth/kori_earth_2/contents/ea-2/2-bu/2-2-1.htm

何がプレートを動かすのか

• 「プルームテクトニクス」という新学説
  • プレートテクトニクスからプルームテクトニクスへ
    https://www.teikokushoin.co.jp/journals/geography/pdf/200804/1-3.pdf
  • プレートテクトニクスとマントル対流
    http://home.hiroshima-u.ac.jp/nakakuki/plate_mantle/pm12.html
• 地球は45億年前に誕生
  • AGE OF THE EARTH (U.S. Geological Survey)
    https://pubs.usgs.gov/gip/geotime/age.html
    "4.54 billion years with an uncertainty of less than 1 percent"
  • ちなみに大陸地殻の面積（体積）はこの間ずっと一定だったわけではないようだ。
    →Sawada, H., Isozaki, Y., Sakata, S., Hirata, T., & Maruyama, S. (2016). Secular change in lifetime of granitic crust and the continental growth: a new view from detrital zircon ages of sandstones. Geoscience Frontiers, doi:10.1016/j.gsf.2016.11.010.
    　※図は同論文より
• 2億年5千万年前の超大陸パンゲアと、いまから2億5千万年未来の超大陸アメイジア（図15）
  • 大陸移動の原動力はマントル対流を実証
    http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2015/02/20150213_02.html
  • 2億5000万年後までに日本列島を含んだ超大陸アメイジアが北半球に形成されることを数値シミュレーションにより予測　〜大陸移動の原動力の理解へ一歩前進〜
    https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20160804/

コンピュータが見せる地球の変化

• プレート運動の原動力：マントルが対流し、その動きに引きずられて、プレートが動く。
  • プレートはなぜ動くのか？　〜プレート運動の原動力に関する新しい発見〜
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20140331/
  • プレートを動かす正体は、いったいなに？　マントルの流れにその 証拠を発見！
    http://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20140331
  • 知って楽しい海の話 プレートはなぜ動く？（東京大学）
    https://www.oa.u-tokyo.ac.jp/learnocean/knowledge/0009.html
  • スーパーコンピューターでパンゲアの分裂から現在までの大陸移動を再現し、その原動力を解明
    −ヒマラヤ山脈はマントルのコールドプルームが作った！−
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20150212/

海溝型地震と内陸型地震

• プレート境界地震とプレート内地震、海溝型地震と内陸型地震
  • 国土を知る / 意外と知らない日本の国土（国土技術研究センター）
    http://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary12
  • 海溝型地震と活断層型地震
    http://www.j-shis.bosai.go.jp/subduction-zone-eq-and-active-flts-eq
• スラブ内地震、アウターライズ地震（図16）
  • 海溝型地震（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_subduction_zone_earthquake/
  • スラブ内地震（地震調査研究推進本部）
    http://www.jishin.go.jp/main/herpnews/series/2012/oct/yogo.htm
  • 5.2 スラブ内地震（地震の基礎知識とその観測、防災科学技術研究所）
    http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec5.2.html
    ※沈み込んだ後のプレートを「スラブ」と呼んでいる。
  • 特集「東日本大震災」（京都大学防災研究所ニューズレターVol.61, 2011)
    　※同資料より。図16も同図に基づく
  • なお、各種の地震名称は資料によってマチマチである。
    本書では日本列島付近で起きる地震について、以下のように統一した。
    ・海溝型地震＝プレート境界地震の一種。海溝で発生。プレート間地震とも呼ばれる。
    ・内陸型地震＝陸側のプレート内地震の一種。陸域の浅い深さで発生。活断層型地震とも。
    ・スラブ内地震　＆　アウターライズ地震＝海側のプレート内地震の一種（上図）。

マグニチュードだけでは測れない地震被害

• 日本には、活断層が２０００以上発見されている（図17）
  • 日本の活断層（地震調査研究推進本部）
    http://www.jishin.go.jp/main/pamphlet/katsudanso/Chap2.pdf
• 内陸型地震は、海溝型地震に比べてマグニチュードは小さいが、大きな被害をもたらす。
  • 内陸型地震と海溝型地震の被害の比較（地震の基礎知識とその観測、防災科学技術研究所）
    http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec6.3.html

大津波を発生させるさまざまな要因

• 津波の発生メカニズム、逆断層・正断層・横ずれ断層
  • 津波発生と伝播のしくみ（気象庁）
    http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/tsunami/generation.html
  • 正断層・逆断層・横ずれ断層
    https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_fault/
• 1512年の徳島県南部の津波：海底地すべりによる可能性が指摘
  • 永正9年の津波（四国災害アーカイブス）
    https://www.shikoku-saigai.com/archives/2965
  • 謎の大津波、海底地滑り原因か　５００年前、徳島で被害（asahi.com、2017年9月13日）
    https://www.asahi.com/articles/ASK9D3Q4MK9DPLZU003.html
• 津波地震（１８９６年の明治三陸地震）
  • 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書　平成17年3月：1896 明治三陸地震津波
    →内閣府Webページ
  • 津波地震（東京大学地震研究所）
    http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/people/seno/terms/tsunami.eq.html
  • ゆっくりとした断層破壊による地震津波について
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/proce1989/51/0/51_0_281/_pdf/-char/ja
    ※下記は「通常の地震」での断層の破壊の様子。
    　津波地震では、これらよりずっと遅い滑り速度（ライズタイム）で断層が破壊すると考えられている。
  • 近地強震記録を用いた2011年03月11日東北地方太平洋沖地震の震源インバージョン解析
    http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/topics/TohokuTaiheiyo_20110311/inversion/
  • 兵庫県南部地震震源断層の破壊過程
    http://www.jsce.or.jp/library/eq10/book/45941/1-0092.pdf

「断層」と「活断層」はどう違うのか

• 活断層の代表的な特徴
  • 活断層とは何か？（国土地理院）
    http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/explanation.html
  • 6.2 活断層（地震の基礎知識とその観測、防災科学技術研究所）
    http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec6.2.html
  • なおプレート境界は非常に大きな「断層」ではあり、繰り返し活動しているが、一般に「活断層」には含まれていない（プレート境界断層とは言うが、プレート境界活断層とは言わない）ようである。一般に、地形・地質での判別により特定されるもののみが「活断層」と呼ばれる傾向があるためと思われる。また、陸上での地下探査によって地下に活動的な断層が見つかったとしても、地形・地質調査を行っていない場合は、活断層とは呼ばないようである。しかし、この断層で近い将来地震が起きる可能性は十分考えられる。「活断層」の再定義が必要な時期に来ていると思われる。
• 最近ズレを引き起こした断層が活断層：ただし定義は統一されていない。
  • 活断層（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_active_fault/
    "「新編日本の活断層」では、第四紀（約200万年前から現在までの間）に動いたとみなされる断層を活断層と定義しています。しかし、さかのぼる年代を数十万年前位とする研究者もいます。"
  • 活断層の定義および活動性（地震調査研究推進本部）
    http://www.hp1039.jishin.go.jp/danso/Mashike2/1-1.htm
    "約170万年前から現在までの第四紀という最近の地質時代に繰り返し活動し，将来も活動する
    と推定される断層"
  • 活断層について（日本活断層学会）
    http://jsaf.info/news/items/docs/20160428094612.pdf
    "数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のこと"
  • 活断層とは何か？（国土地理院）
    http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/explanation.html
    "数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のこと"
    "第四紀（260万年前以後）中に活動した証拠のある断層すべてを「活断層」と呼ぶことも"
  • 世界大百科事典 第２版の解説.
    https://isabou.net/Convenience/aviso/news_20121024.asp
    "活断層は〈最近の時代まで活動しており，将来も活動する可能性のある断層〉と定義"
    "厳密な規定はないが，一般に第四紀または第四紀の後期(およそ数十万年前以降)を指す"
  • 活断層の定義および位置精度に関する留意点（活断層研究）
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/afr/2014/41/2014_11/_pdf
    （以下は上記資料より）
    問題1）「活断層が地震を起こす」
    　vs「地震を起こすのは地下深部の断層。地表で確認される活断層ではない」
    問題2）「地表に地形・地質学的な証拠を残すもののみを活断層と呼ぶ」
    　vs「地表に変形がなくても活断層と呼ぶ」
    　"地下深部にあって地表に痕跡を残さないようなものも原理的に活断層と呼ぶべき
    　である"＝実際には地形・地質学的証拠が活断層としては必要！
    問題3）「深部まで続いて地震動を起こす断層（起震断層；主断層）のみに注目」
    　vs「比較的浅部のみにある副次的な断層までを活断層の一部とみる」
    また原子力関係では定義が少し異なる。
    　A）後期更新世（「12〜13万年前）以降の活動が否定できないものを
    　　「将来活動する可能性のある断層等」と認定
    　B）「将来活動する可能性のある断層等」のうち，起震断層になり得るものは
    　　「震源として考慮する活断層」として，強震動対策の検討対象とする。
    　C）「将来活動する可能性のある断層等」には，「震源として考慮する活断層のほか，
    　　地震活動に伴って永久変位が生じる断層に加え，支持基盤を切る地すべり面が含まれる」
    　　※後期更新世以降の活動性が明確に判断できない場合には，中期更新世以降
    　　　（約40万年前以降）まで遡って地形，地質・地質構造及び応力場等を総合的に
    　　　検討した上で活動性を評価すること。
• 中央構造線
  • 長野県大鹿村の大断層「中央構造線」
    http://www.nishida-s.com/main/categ3/mtl-nagano/
  • 中央構造線に関する現在の知見　-九州には中央構造線はない-（産総研、2016）
    https://www.gsj.jp/hazards/earthquake/kumamoto2016/kumamoto20160513-2.html
  • 中央構造線断層帯、九州東部でも認定　同時活動の恐れも（asahi.com、2017年12月19日）
    https://www.asahi.com/articles/ASKDH775MKDHUBQU020.html
• 熊本地震では、活断層（布田川断層帯）は少なくとも2.2mずれ動いた（地下では3〜4m程度）。
  • 2016 年熊本地震に伴って出現した地表地震断層（産総研）
    http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/activity/211/image211/038-043.pdf
  • Lin, A., Satsukawa, T., Wang, M., Asl, Z. M., Fueta, R., & Nakajima, F. (2016). Coseismic rupturing stopped by Aso volcano during the 2016 Mw 7.1 Kumamoto earthquake, Japan. Science, 354(6314), 869-874.
    ※こちらの論文では、地表で最大2.5mのズレとなっている。
  • 平成 28 年（2016 年）熊本地震の震源過程（京都大学防災研究所）　※地中の断層のズレ
    http://sms.dpri.kyoto-u.ac.jp/k-asano/pdf/2016KumamotoEQ_v20160417.pdf
  • 「平成 28 年（2016 年）熊本地震」の地震活動のうち本震（M_JMA7.3）の震源過程（改訂版）
    http://sms.dpri.kyoto-u.ac.jp/k-asano/pdf/20160416KumamotoEQ_v20160513.pdf
  • 2016 年熊本地震の強震動と震源過程（防災科学技術研究所）　※地中の断層のズレ
    http://www.bosai.go.jp/staff/et/aoi/kagaku2016.pdf
  • 2016年4月14・16日熊本地震の震源過程（東京大学地震研究所）　※地中の断層のズレ
    http://taro.eri.u-tokyo.ac.jp/saigai/2016kumamoto/index.html
• 断層の長さが長いものほど、ずれ動いたときに大きな地震を発生
  • マグニチュード別に見た地震のイメージ（地震の基礎知識とその観測、防災科学技術研究所）
    http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec2.2.html
• 濃尾地震
  • 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書　平成 18年3月：1891 濃尾地震
    →内閣府Webページ

プレートはなぜ動き続けるのか

• 日本では、火山地域では100メートル掘ると温度は10℃以上上昇。
  火山から遠い地域では100メートルで約３℃上昇。
  • 火山がない地域では地熱活動はないのですか？
    https://www.jaea.go.jp/04/tono/antei/kazan_050.html
  • 地熱エネルギー入門（翻訳）地熱資源の性質
    http://grsj.gr.jp/whatbook/chapter2.html
• 地中に高熱のエネルギーがある理由（２つ）
  • 地熱エネルギー入門（翻訳）目次
    http://grsj.gr.jp/whatbook/index.html
  • どうしてマグマのような高温の物質が地球内部にあるのですか。
    http://www.kazan.or.jp/J/QA/topic/topic74.html
• 地球はもともと、「微惑星」と呼ばれる小さな隕石やチリ、ガス、氷などが集まってできた星。
  • 微惑星から地球型惑星へ（地球型惑星の形成）
    https://www.nao.ac.jp/gallery/weekly/2016/20161108-4d2u.html
  • コズミックフロント：密着！史上最大の彗（すい）星探査
    http://www.nhk.or.jp/cosmic/broadcast/161215.html
    ※実は、地球がどうやって誕生したか、その詳細はまだ完全には理解できてはいません。例えば室内実験の結果では、小さなチリや氷は互いに衝突して合体・成長しますが、ある程度の大きさのチリや氷はぶつかっても合体せず、跳ね返ってしまうのです。謎解きが続いています。
• 水蒸気や二酸化炭素による温室効果
  • 温室効果とは
    http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/p03.html
• 地球内部により多くの熱をもたらす、もう１つの有力な説が、地球内部の放射性物質が発する熱
  • 地球反ニュートリノ観測で判明、「地球形成時の熱は残存している！
    -放射性物質起源の熱生成は地表の熱流量の約半分にすぎない-
    https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20110719_1.pdf
  • 地球の熱はどこからくるの？ （KEK）
    https://www2.kek.jp/ja/newskek/2005/sepoct/kamland.html

マントルは「どろどろ流れる液体」ではない？

• 世界でいちばん深い穴（ロシアのコラ半島にある掘削坑、約12キロ）
  • Kola Superdeep Borehole
    https://www.atlasobscura.com/places/kola-superdeep-borehole

地震波の測定でわかったマントルの存在

• 地震の波が伝わる様子を調べたところ、地下深くで波が屈折（モホロビチッチ不連続面）
  • モホロビチッチ不連続面
    https://kids.gakken.co.jp/jiten/7/70010400.html
  • モデル化とシミュレーション教材例：モホロビチッチ不連続面の発見
    http://www2.hamajima.co.jp/~tenjin/labo/moho/moho.htm
  • Mohorovicic discontinuity
    http://www.gfz.hr/sobe-en/discontinuity.htm

硬いマントルがなぜ動くのか

• ガラスは固体と液体の間の中間状態
  • 長窯　小事典　ガラス用語
    http://choyo-co.com/yougo.htm
  • ガラスの話
    http://hr-inoue.net/zscience/topics/glass/glass.html
  • 固体と液体の中間相――概説
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/64/5/64_212/_pdf
  • ガラス転移の測定
    http://www.nda.ac.jp/~muki/glass.pdf
  • ガラス特性の定説、覆る可能性
    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7951/?ST=m_news
    琥珀について"2000万年間の密度変化は、わずか2.1％だった"
  • ガラス状態は「固体」か？「液体」か？シミュレーションと情報理論で予測
    http://scienceminestrone.blog.fc2.com/blog-entry-374.html
    "ガラス状態は巨視的だけでなく、微視的にも「固体」であるという理論的な証拠をAndrew J. Dunleavyらの研究チームが示した”
• オーストラリアのクイーンズ大学理学部での長期実験
  • 82年間も続行中、世界最長の実験「ピッチドロップ」とは？
    https://gigazine.net/news/20090315_pitch_drop/
  • 世界最長の「ピッチドロップ」実験、9滴目が落ちる前にちぎれる
    http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/25/news148.html
  • Pitch Drop experiment
    https://smp.uq.edu.au/pitch-drop-experiment

地震の発生は断層の「不満のぶちまけ」？
地震や火山噴火が多発する地域は決まっている

• 世界の地震地帯（図18）
  • 世界の地震分布（強振動の基礎ウエッブテキスト2000版）
    http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/gk/publication/1/I-2.1.1.html
    ※同サイトより。深さ＜100km。
• 2010年、ハイチ（カリブ海）でのマグニチュード７の直下型地震（過去20年間で最悪の自然災害の1つ）
  • 2010年ハイチ大地震の悲劇
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol63/index.html
  • ハイチ大地震、死者31万人超か　震災１周年で首相発言
    https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1301G_T10C11A1000000/
  • ハイチ（ハイチ大地震緊急救援・復興支援）
    http://www.jrc.or.jp/activity/international/results/100101_001016.html
  • 過去20年の自然災害死者数、ハイチが最多 約23万人
    http://www.afpbb.com/articles/-/3104201?pid=18383996
• エジプトの「アレクサンドリア」という古代都市の水没
  • 英研究、365年と同規模の大津波が地中海東部を襲う可能性指摘
    http://www.afpbb.com/articles/-/2362174?pid=2719400
  • Pharos of Alexandria
    https://www.britannica.com/topic/Pharos-of-Alexandria
• エベレストの山頂付近からは、三葉虫やウミユリなどの古代の海で繁栄した生物の化石が見つかる。
  • 化石のヒミツ（九州大学）
    http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/publications/annual_exhibitions/FOSSIL2007/0504.html
  • ヒマラヤ山脈の成り立ち　大陸の衝突によって誕生
    https://style.nikkei.com/article/DGXKZO88810590S5A700C1W12001

プレート境界を渡り歩く巨大地震

• 2004年12月26日 スマトラ島沖地震（図19）。その後も立て続けに巨大地震が発生。
  • スマトラ沖地震津波災害 - 京都大学防災研究所
    http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no48/48a0/a48a0p11.pdf
  • Tsunami Event - The Indian Ocean Tsunami, December 26, 2004
    https://nctr.pmel.noaa.gov/indo_1204.html
  • スマトラ島沖地震後の地震活動
    https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/tectonic/images/sumatra_tsum.pdf
• 旅する大地震（トルコ、北海道）
  • トルコ北西部の地震の発生について（地震予知連絡会）
    http://cais.gsi.go.jp/KAIHOU/report/kaihou63/10-06.pdf
  • 1994年10月4日北海道東方沖地震とその前の地震活動について
    http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/report/kaihou53/01-13.pdf
  • 北海道東部（網走、釧路、根室地方）の地震活動の特徴
    https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_hokkaido/p01_tobu/
  • 北海道東方の海陸深部構造探査　〜海溝域巨大地震の解明を目指して〜（JAMSTEC）
    https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/2000/20000714/
    ※図2を参照（下図：　本書図20と同様の図）
    ※本書図20は下記に基いて作成。
    　日本地震学会地震予知検討委員会「地震予知の科学」（2007年）
    

太平洋に面した国々の地震

• 1998年 パプアニューギニアの地震（巨大な津波、海底地すべりか）
  • パプア・ニューギニアの巨大津波
    http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/web_j/dprinews/news10/n10-tunami.html
  • 1998年7月17日パプアニューギニア津波の災害対応 : 社会のフローの安定とストックの回復
    http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp/hayashi/isss/0029_isss_j_01_1999_maki_etal.pdf
  • 深海探査機「ドルフィン-３Ｋ」及び支援母船「なつしま」によるニューギニア島北岸沖精密海底調査の結果について（JAMSTEC）
    https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/1999/19990329/
• 1906年 サンフランシスコ地震、サンアンドレアス断層、サンアンドレアス断層掘削
  • The Great 1906 San Francisco Earthquake
    https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/events/1906calif/18april/
  • The San Andreas Fault
    https://pubs.usgs.gov/gip/earthq3/
  • San Andreas Fault Observatory at Depth
    https://earthquake.usgs.gov/research/parkfield/safod_pbo.php
• 1999年9月21日、台湾中部でマグニチュード７を超える大地震（921大地震）
  • 921集集地震(1999年台湾中部地震)の地表地震断層と災害
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/tga1992/52/2/52_2_141/_pdf
  • 台湾チェルンプ断層掘削における成果
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamstecr/9/2/9_2_2_95/_pdf
• 中国では内陸での大地震が頻発、マグニチュード5.5以上の地震発生数では世界一。
  • 図録▽世界各国の地震災害（地震回数・死者数）
    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4380.html
• 日本の技術や経験を海外の防災に役立てる：インド洋での津波監視情報の提供。
  • 日本の国際防災協力
    http://www.bousai.go.jp/kokusai/kyoryoku/kyouryoku.html
  • インド洋津波早期警戒体制構築に向けた日本の国際協力について
    http://www.bousai.go.jp/kokusai/kyoryoku/pdf/indo.pdf

【第3章：地底を知ることで見えてくるもの】
大切なことは目に見えない

• 日本の気象衛星「ひまわり」
  • 気象庁 | 気象衛星
    http://www.jma.go.jp/jp/gms/
  • 気象衛星「ひまわり」の仕組みについて教えてください
    http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/123.html
• 陸域観測技術衛星「だいち２号」
  • 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」（ALOS-2）とは
    http://www.jaxa.jp/projects/sat/alos2/
  • 「だいち2号」FAQ〜よくあるご質問
    http://fanfun.jaxa.jp/countdown/daichi2/faq.html
    "「だいち2号」は、97.3分で地球を南北方向に一周し、少しずつ東西方向に軌道をずらしながら、14日たつと元の場所に戻ってきます。"
• 世界各国が打ち上げた人工衛星 4000機以上が地球のまわりを回っている。
  • 地球の周りを回っている人工衛星の数はいくつくらいありますか？
    http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/57.html
• 夜空・深海・地中の歌
  • 歌詞全文（フレーズ）検索 - 歌ネット
    http://www.uta-net.com/user/index_search/search2.html
    ※夜空＝7348件、深海＝183件、地中＝58件（歌詞全文で検索）
    ※夜空＝147件、深海＝41件、地中＝5件（ただしすべて"地中海"）（曲名で検索）

いざ、深海底の旅へ

• 水深200メートルよりも深い海が深海、この深さに届く太陽の光の強さは海の上の1000分の1以下。
  • 深海とは - 国際海洋環境情報センター(GODAC)
    http://www.godac.jp/deepsea.html
• もしも深海魚の体が青色だったなら？
  • 7. 海が青いので深海魚は赤い
    http://obem.jpn.org/umi/index01.html
• 有人潜水調査船「しんかい6500」
  • 海底調査の1日
    http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/system/#day
  • 研究ヒストリー
    http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/research_history/
  • 潜航ヒストリー
    http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/dive_history/
  • インド洋初の海底温泉発見の瞬間
    http://co.aori.u-tokyo.ac.jp/micg/Gamo/Indian/GamoRTJ.html
  • 深海の奇妙な巻貝・スケーリーフットの大群集を発見
    〜謎につつまれた生態の解明に期待〜
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20091130/
  • 東北地方太平洋沖地震震源海域での有人潜水調査船「しんかい6500」による
    潜航調査で得られた画像について（速報）
    https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110815/
  • 東北地方太平洋沖地震震源海域に大きな亀裂を確認
    （「しんかい6500」が撮影した海底の亀裂の映像）
    http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20110816/

困難を極める地底への旅

• 無人探査機「ＲＯＶ」(Remotely Operated Vehicle)
  • 無人探査機「かいこう」
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/kaiko.html
  • 3000m級無人探査機「ハイパードルフィン」
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/hyperdolphin.html
  • 大深度高機能無人探査機（ROV）
    http://www.jamstec.go.jp/maritec/j/development/rov/
• 自立型無人探査機「ＡＵＶ」（Autonomous Underwater Vehicle）
  • 深海巡航探査機「うらしま」
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/urashima.html
  • 次世代型巡航探査機（AUV）
    https://www.jamstec.go.jp/maritec/j/development/auv/
  • 新たな 無人探査機むじんたんさきが仲間入り！ 「ゆめいるか」、「じんべい」、「おとひめ」の誕生！
    http://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20120405/
• 地中を掘り進む「地底探査車」はSF映画の産物。一番近いものは掘削装置「シールドマシン」。
  • テレビ番組「サンダーバード」での物理探査（物探ニュースレター No. 29, 2016）
    http://www.segj.org/letter/
  • シールド工法―更なる長距離化・大深度化へ
    http://www.kajima.co.jp/news/digest/apr_2002/techno/techno.htm
    　※地下鉄博物館にて撮影。

活断層に「年齢」を聞いてみる

• トレンチ調査：溝（トレンチ）を掘って地層を露出させ、活断層の周りの地層を調査
  • トレンチ調査
    http://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_trenching_survey/
    "一般的には深さ5ｍ、長さ20ｍほどのトレンチを掘ります"
  • 活断層の活動履歴
    http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/gk/publication/1/I-6.3.1.html
• 地層のズレから活断層の活動の様子を正しく読み取ることは容易ではない。
  • 松田時彦, 活断層研究の歴史と課題, 日本活断層学会(2008)
    http://www.jsaf.info/pdf/journals/AFR028_015_022.pdf
    "活断層の評価には断層の活動歴を地層から 正しく読み取ることが必要であるが、 それは必ずしも容易ではない"
    　※図21
• 活断層そのものに直接「君は最近いつ頃ずれたの？」と聞く技術が開発されつつある。
  • 断層破砕帯から活断層の最近活動性評価（京都大学）
    http://www.eps.sci.kyoto-u.ac.jp/research/advance/02/index.html
  • 破砕物質を用いた断層の活動性評価手法の高度化に関する研究（原子力規制庁）
    http://www.nsr.go.jp/data/000195374.pdf

地底探査にはどんな方法があるか

• ボーリング調査だと地下約6キロが日本記録（新潟県）
  • 世界の地下、一番深い場所は？　日本一は新潟県に
    https://style.nikkei.com/article/DGXMZO13220610S7A220C1000000
  • 天然ガスを求め、地中を深く掘りすすむ（INPEX）
    http://www.inpex.co.jp/museum/03/contents02.html
• もろくて柔らかくて岩盤を掘り進むほうが難しい。
  • 硬い？軟らかい？（Tunnel_ＦＡＱ）
    http://www.anc-tv.ne.jp/~loschild/tunnelFAQ/hard-soft.htm
  • 石油・天然ガス開発をめぐる 技術的な課題
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/japt1933/65/5/65_5_417/_pdf
• 地下5キロまでボーリング調査をすると数億円〜数十億円
  • 武田秀明. (2003). 低浸透性火山岩貯留層への挑戦. 石油技術協会誌, 68(2-3), 137-144.
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/japt1933/68/2-3/68_2-3_137/_pdf/-char/ja
• 物理探査：穴を掘らずに地下を透視する技術（温度・圧力・音波・電気・磁気を利用）
  • 地下を診る技術　〜驚異の物理探査〜 （物理探査学会編著)
    http://www.segj.org/news/2014/10/-60.html
  • 地底の科学（ベレ出版）
    http://obem.jpn.org/chitei/index.html
  • 図解物理探査（eBook）等、物理探査学会出版書籍
    http://www.segj.org/publication/index.html

音や電気で地中を覗いてみる

• 地震計による地球の観測
  • 9章　地震観測
    http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec9.1.html
  • 地震・津波の観測監視体制（気象庁）
    http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/monitor/index.html
  • シンポジウム「日本の地震観測の現状と将来展望」講演速記録集(2004)
    http://dil-opac.bosai.go.jp/publication/nied_tech_note/pdf/n276.pdf
  • プレート境界大地震の発生予測をめざして（東北大学）
    http://www.museum.tohoku.ac.jp/past_kikaku/earthquake/frameset/tenji.htm
• カーナビゲーションに用いられるGPS装置で日本列島の伸び縮みを観測
  • ＧＥＯＮＥＴ−ＧＮＳＳ時代の幕開け−（国土地理院）
    http://www.gsi.go.jp/common/000078222.pdf
    "1,221点のリアルタイムデータを提供"
  • 電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動（国土地理院）
    http://www.gsi.go.jp/kanshi/index.html
• 北海道〜東北地方沖合でのプレート境界断層の接着の様子（図22）
  • Nishimura, T., T. Hirasawa, S. Miyazaki, T. Sagiya, T. Tada, S. Miura, and K. Tanaka（2004）：Temporal change of interplate coupling in northeastern Japan during 1995-2002 estimated from continuous GPS observations, Geophys. J. Int., 157, 901-916.
  • Suwa, Y., S. Miura, A. Hasegawa, T. Sato, and K. Tachibana (2006), Interplate coupling beneath NE Japan inferred from three-dimensional displacement field, J. Geophys. Res., 111, B04402, doi:10.1029/2004JB003203.
  • 国土地理院「東北地方の地殻変動」（地震予知連絡会会報，第86巻，184-272，2011）
    http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/report/kaihou86/03_34.pdf
    ※上記会報より。本書図22の原図。
• GPS観測により、西南日本の陸上や海底には大きなひずみがたまっていることが判明。
  • 南海トラフ想定震源域のひずみの分布状態が初めて明らかに（海上保安庁）
    http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h28/k20160524/k160524-1.pdf
  • 国土地理院「東北地方の地殻変動」（地震予知連絡会会報，第86巻，184-272，2011）
    http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/report/kaihou86/03_34.pdf
• 陸域観測技術衛星「だいち２号」は地表の変形をセンチメートル単位で計測
  • 「だいち2号」によるネパール地震の観測結果について (4)
    http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS-2/img_up/jdis_pal2_npl-eq_20150502.htm
• 電波を使った「地球のレントゲン撮影」：地中レーダー探査（図23）
  • 地中レーダ探査（日本地下探査）
    http://www.chikatansa.co.jp/tansa-tansa_05.html
  • 電磁探査（地中レーダー探査） - NGP 日本物理探鑛株式会社
    http://www.n-buturi.co.jp/technology/geophy/emag/
    　　　　　　
    
    
• 地中レーダーによるピラミッド探査（エジプト）
  • 早稲田大学の「太陽の船」調査（日本学術振興会カイロ研究連絡センター）
    http://jspscairo.com/20110626/
  • クフ王の第2の太陽の船（早稲田大学エジプト学研究所）
    http://www.egyptpro.sci.waseda.ac.jp/khufu.html
• 地中レーダーによるストーンヘンジ遺跡探査（イギリス）
  • Stonehenge secrets revealed by underground map
    http://www.bbc.com/news/science-environment-29126854
  • 「ストーンヘンジ」の謎を解くこれまで知られていなかった手がかりを新技術で地下から発見
    http://gigazine.net/news/20140911-stonehenge-secrets-revealed/

活断層を可視化してみる

• 反射法地震探査（図24）
  • 反射法地震探査（地球科学総合研究所）
    http://www.jgi-inc.com/japanese/technology/reflection.html
  • 反射法地震探査の概要（地球科学総合研究所）
    http://www.jgi-inc.com/japanese/technology/reflection_ol.html
  • 高橋亨ほか「活断層調査への物理探査法の適用性研究−野島断層における現場実験結果−」
    （応用地質技術年報 兵庫県南部地震特集号, 1997年）
    https://www.oyo.co.jp/oyocms_hq/wp-content/uploads/2014/12/1997_18.pdf
    ※高橋ほか（1997）に加筆

• 電気探査（図25）
  　　　　　　※ベレ出版「地底の科学」より
  • 電気探査（日本地下探査）
    http://www.chikatansa.co.jp/tansa-tansa_02.html
• 「電気探査」による地下断面図（野島断層の例：図26）
  • Suzuki, K.ほか"Case studies of electrical and electromagnetic methods applied to mapping active faults beneath the thick quaternary" (Engineering Geology, 2000年)に加筆
    
• 「破砕帯」とは？
  • 断層破砕帯から活断層の最近活動性評価（京都大学）
    http://www.eps.sci.kyoto-u.ac.jp/research/advance/02/index.html
  • 断層破砕帯の透水性
    http://www.geolab.jp/column/2006/09/experiment-023.php
• 海底熱水に溶けていた金属成分が海底付近に沈殿＝海底熱水金属鉱床（鉱山）
  • 特集：国産資源　開発への挑戦（JOGMEC NEWS）
    http://www.jogmec.go.jp/publish/publish_10_000013.html
  • 特集：海底熱水鉱床（JOGMEC NEWS）
    http://www.jogmec.go.jp/publish/publish_10_000042.html
  • 黒鉱を採った！資源は、「とる」時代から「育てる」時代へ （JAMSTEC）
    http://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20120323/
  • 熊谷英憲. (2016). 海底熱水鉱床. 日本海水学会誌, 70(2), 75-79.
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/swsj/70/2/70_75/_pdf
• 海底の下に潜んでいるメタンハイドレートの地層を電気探査で探知
  • メタンハイドレート探査
    http://obem.jpn.org/research051.html

地震の巣を「地震」で探る

• 反射法地震探査による「上町断層」（大阪）の地下形状の調査（図27）
  • 反射法探査
    http://www.hanshin-consul.co.jp/services/exploring/exploring1.php
  • 上町断層帯における重点的な調査観測　平成２２〜２４年度　成果報告書
    http://www.jishin.go.jp/main/chousakenkyuu/uemachi_juten/h24/index.htm
    ※本報告書に加筆
  • 仁徳天皇陵古墳百科（堺市）
    http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/kofun.html
• 関東平野でも地下探査を実施済み：立川断層、綾瀬川断層、フィリピン海プレート上面形状など
  地下探査結果に基づいて、首都直下地震の予測震度を見直し
  • 首都圏の大地震の姿HP（南関東下の震源断層モデル）（地震本部ニュース, 2012年8月）
    http://jishin.go.jp/main/herpnews/2012/aug/herpnews2012aug.pdf
  • 地震動（強い揺れ）の予測「大都市圏地殻構造調査研究」
    http://dil-opac.bosai.go.jp/publication/gaibu/ddt-all/view/0614s_106.pdf
  • 「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」総括成果報告書
    http://dil-opac.bosai.go.jp/publication/gaibu/ddt-all/index.html
  • 地殻構造探査で明らかになった首都圏直下の震源断層の形状
    http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/koho/press/kanto050714.pdf
  • 首都圏の伏在活断層 - 東京大学地震研究所
    http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/shuto/final/baf.pdf
  • 立川断層帯（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f034_tachikawa.htm
  • 深谷断層帯・綾瀬川断層（関東平野北西縁断層帯・元荒川断層帯）（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f031_fukaya-ayasegawa.htm
• 海上での反射法地震探査のしくみ（図28）
  　　　 ※ベレ出版「地底の科学」より
  • 世界初！東北地方太平洋沖地震を引き起こした断層を特定！ （JAMSTEC）
    http://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20120820/
  • 琉球海溝南部におけるプレート境界断層とプレート境界で発生する低周波地震を観測（JAMSTEC）
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/quest/20160722/
  • 海底資源探査技術（JAMSTEC）
    https://www.jamstec.go.jp/shigen/j/exploration/tech.html
  • Finding Crude Oil
    http://www.passmyexams.co.uk/GCSE/chemistry/finding-crude-oil.html
• 反射法地震探査による房総半島沖合の地下（海底下）断面図（図29）
  • 沈み込むプレートの地殻のはがれを発見 〜深部底付け作用を実証〜
    http://www.hinet.bosai.go.jp/press/NIED_press.100709/
    
    ※防災科学技術研究所（木村博士）から提供頂いた図に加筆
• ゆっくり地震(スロースリップ)
  • スロースリップ（ゆっくりすべり）（地震調査研究推進本部）
    https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_slow_slip/
  • 5.3 津波と津波地震・ゆっくり地震
    http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec5.3.html
  • 旅する「ゆっくり地震」
    http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-12-09
    巨大地震とゆっくり地震
    http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-12-11
    電磁気で地震予知　〜ゆっくりすべり(5)
    http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-02-10
• 「付加」と「底付け」
  • 日本列島の地質と構造
    https://www.gsj.jp/geology/geology-japan/geology-japan/index.html
  • 列島の地殻底部の岩石付着を実証　プレート地震解明に一歩
    https://www.nikkei.com/article/DGXNZO10705580Z00C10A7CR8000/
  • 四万十帯に便利の用語集（その１）
    http://www.arito.jp/oth_dic1.shtml
  • 四万十帯に便利の用語集（その２）
    http://www.arito.jp/oth_dic2.shtml

地下水と地震の密接な関係

• 電磁探査による中米ニカラグア沖の海底下断面図（図30）
  • Naif, S.ほか"Porosity and fluid budget of a water‐rich megathrust revealed with electromagnetic data at the Middle America Trench" (Geochemistry, Geophysics, Geosystems, 2016年)に加筆)
    ※同論文の図に加筆
  • 人工電磁探査
    http://obem.jpn.org/research049.html
  • 海底電磁探査の近年の進歩とメタンハイドレート検出への適用
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/118/5/118_5_935/_pdf
• 「アスペリティー」とは？
  • アスペリティとバリアー（東京大学地震研究所　瀬野教授）
    http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/seno/terms/asperity.barrier.html
  • 地震を支配する法則の探究（第13回東京大学理学部公開講演会）
    http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/event/public-lecture13/pdf/ide.pdf
  • 断層掘削研究によって明らかになった地震時の断層滑り挙動とその物理化学的側面
    （廣野ほか, 地学雑誌, 2013）
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/122/2/122_122.323/_pdf
  • 想定外の巨大地震だったのか？　　※アスペリティ仮説などの説明
    http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2011-03-22
    今回の地震の科学的な謎　　※アスペリティ仮説は敗北したのか？
    http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2011-03-28
    次の大地震はどこか？〜余効変動〜　
    http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2011-05-16
• 海底電磁気観測装置（ＯＢＥＭ）
  • 海底電位差磁力計とは
    http://obem.jpn.org/obem/obem023.html
    

地底探査の先に何が見えてくるのか

• 地球深部探査船「ちきゅう」
  • 地球深部探査船「ちきゅう」
    http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/chikyu.html
  • 地球深部探査船「ちきゅう」 | JAMSTEC地球深部探査センター
    http://www.jamstec.go.jp/chikyu/j/
  • 国際深海科学掘削計画（IODP）
    http://www.jamstec.go.jp/iodp/j/
• ゆっくり地震が巨大地震を誘発する？
  • ゆっくり地震　周期的に発生、大地震につながる傾向　東日本大震災の際も
    https://mainichi.jp/articles/20160129/ddm/012/040/045000c
  • 北海道-関東地方の沖合で周期的なスロースリップを発見 -大地震の発生予測に新たな手がかり--
    https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20160128_01web.pdf
  • 南海トラフ沿い巨大地震は予知できるか？−地震発生シミュレーションからの知見−
    http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H26/Happyoukai2014/02.pdf
• 房総半島沖：２〜６年毎にゆっくり地震が発生（近年になるほど発生間隔が短縮化）
  • 2011年東北地方太平洋沖地震が房総半島スロースリップイベントを促進した可能性
    http://www.hinet.bosai.go.jp/researches/slowevent2011/?LANG=ja
  • 過去の房総半島沖ゆっくり滑り（SSE）との比較（国土地理院）
    http://www.gsi.go.jp/common/000087798.pdf
  • Ozawa, S. (2014). Shortening of recurrence interval of Boso slow slip events in Japan. Geophysical Research Letters, 41(8), 2762-2768.
  • 2011 年東北地方太平洋沖地震の発生直後に 誘発された房総スロースリップイベントの検出
    http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/2014091_env.pdf
• 海底ケーブルを用いた海底地震・津波・地殻変動の観測網（S-net、DONET）
  • 日本海溝海底地震津波観測網整備事業（防災科学技術研究所）
    http://www.bosai.go.jp/inline/
  • 地震津波海域観測研究開発センター（JAMSTEC）
    https://www.jamstec.go.jp/donet/j/
• 火山の地下探査結果（電磁探査：図31）
  • 無意根山（北海道）
    Takakura, S., and Matsushima, N. (2003). Magnetotelluric Investigation of the Hydrothermal System and Heat Source in the Muine‐Toyoha Geothermal Area, Hokkaido, Japan. Resource Geology, 53(3), 213-220.
    ※同論文の図を加筆修正
  • 富士山
    Aizawa, K., R. Yoshimura, and N. Oshiman, Splitting of the Philippine Sea Plate and a magma chamber beneath Mt. Fuji, Geophys. Res. Lett., 31, L09603, doi:10.1029/2004GL019477, 2004.
  • 藤井敏嗣, 富士山の地下構造とマグマ
    http://www.kazan-g.sakura.ne.jp/J/koukai/04/2.pdf

目次へ戻る